New year’s resolution

2011年元日

新年明けましておめでとうございます。

2011年元日

いよいよ2011年の幕開けです。

2011年元日

早いもので、21世紀も既に10年が経過しました。

京都岡崎神社 うさぎのおみくじ

2011年の抱負。
今年もいろいろあるでしょう。嬉しいこともあれば、もちろん辛いことも。時には悲しいこともあるかもしれません。
そして、今年の抱負は、「どんな時でも常に笑顔を」「Always keep smiling」でいきたいです。

笑う門には福来たる

Always keep smiling

笑顔に溢れた2011年でいきましょう!
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ゆく年くる年

2010年も残すところ、あと一日となりました。今年も公私ともにいろいろありましたが、私的な「2010年トップ3」の出来事に間違いなく入るのは、このブログを2010年8月から開始したこと。今までダラーッと過ごしてきた週末が、ブログを開始したことで、週末にメリハリが出るようになりました。

 

このブログを開始するに当たり、色々と指導や下準備を進めてくれ、そして最後に私の背中を押してくれたのが、当店「爽快潔リビング」のウェブデザインを担当してくれている、AMATAの安藤さん。正に、私のブログの師匠です。

そして、今年最後のブログテーマとして、その安藤さんが先日雑誌デビューした話題で、今年1年を締めくくりたいと思います。(掲載雑誌はダ・ヴィンチ2011年1月号)

しかも、安藤さんを雑誌内で紹介しているのが、以前このブログでも紹介したことのある、「爽快潔リビング」のイラストを担当してくださった鈴木さちこさん。「爽快潔リビング」ネタとして、これ以上望みようのない、最高の一本締めです。(鈴木さん著による「日本全国ゆるゆる神社の旅」は、発売好調のようです。とても面白い本ですので、自信を持ってお勧めできます。)

ダ・ヴィンチ 鈴木さちこさんによる神社レポート

 レポートの中で、鈴木さちこさんを案内しているのが、AMATA安藤さんです。地元滋賀のコミュニティー雑誌ではありません。全国の書店で販売されているダ・ヴィンチですから、華々しいデビューです!

ダ・ヴィンチ 鈴木さちこさんによる神社レポート

安藤さんとの出会いはちょうど一年前。当店ネットショップを立ち上げるに当たり、ショップデザインを依頼するデザイナーさんを滋賀・京都で探していました。業者選定の際、100社以上のWEBデザイン会社ホームページを細かくチェック。その中、安藤さんが経営するAMATAさんがデザインセンス、そして内容的に特出しており、「是非この会社にお願いしたい!」という直感が働きました。そして、決め手はやはり安藤さんのブログ。ブログ内に掲載される、その卓越した写真の美しさもさることながら、文章の行間に、デザイナーとしての発想やこだわり、そして人柄が、しっかり伝わってきました。

http://www.amata.jp/mt/

デザインセンス、WEB技術、そして人間性的な魅力をも兼ね備えた安藤さんとの出会いが、私にとって2010年No.1の嬉しい出来事でした。安藤さんとの楽しい交流のみならず、安藤さんを通じて、今年はたくさんの魅力的な人たちとの出会いが生まれました。

最後になりますが、このブログを読んでくださっている大半の方は、当店「爽快潔リビング」のお客さまだと察します。当店をご支援いただきまして、本当にありがとうございます。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。2011年春には、新シリーズも加え、商品ラインを充実します。またブレスエアーに関する情報発信もバージョンアップし、皆さまのご期待に添える店づくりを目指していきます。

爽快潔リビングロゴ by K.Ando

2011年が皆さまにとって素晴らしい年になることを、心から祈念いたします。

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本日あります

本日あります

裏に煙突のある門構えの家の玄関に、一枚の表札。「本日あります」
えっ、何があるの?肝心の目的語が抜けているので、何の事だかサッパリわかりません。ヨソ者には隠語のような表現ですが、京都人は皆、何があるのかわかっているようです。
京都弁解説講座初級編:「本日あります」=「本日は、銭湯の営業を行います」

京都 銭湯

京都に住んでまず驚いたのが、銭湯の数の多さ。学生が風呂の無いアパートに住まなくなった現在でも、京都市内をフラフラしていると、必ず銭湯を見かけます。

昔の京都をよく知らない私の目にはあちこちにあるように思えますが、先日「町屋」のブログでお伝えした通り、絶対数は確実に減少しているようです。早速統計数値を調べてみました。

1980年:468軒(入浴料190円) / 1990年:372軒(250円) / 2000年:301軒(350円) / 2010年(推定):200軒以下(410円) (軒数は京都府内。京都市内は、内90%程度。2010年現在、京都市内で営業する銭湯数は170軒前後)

こうやって数字で並べると、恐ろしい勢いで銭湯が閉鎖しているのが分かります。この30年間、1年平均で約10軒が廃業しています。銭湯の主要利用者は、風呂の無い町屋に住む高齢者。彼らは銭湯まで徒歩で毎日通っているケースが多いため、銭湯の廃業は彼らにとって大変辛い出来事です。通える銭湯までの距離がそれまでより大きく延びるため、底冷えのする冬の京都では、間違いなく湯ざめをしてしまいます。

寺町 錦湯

そんな銭湯の急激な減少に歯止めをかけようと、銭湯や有志ボランティアの人たちは、寄席やコンサートを開催したり、休日は早い時間から営業したりと、自宅に風呂のある人たちにも気軽に来てもらうための活動を一生懸命しています。

私自身、銭湯巡りとまではいきませんが、近くに京都で一番有名な銭湯「船岡温泉」があるので、休みの日には偶にほっこり浸かりに行ってます。

船岡温泉

流行りのスーパー銭湯も楽しいですが、京都市内では、趣のあるレトロな一般銭湯がオススメです。他の銭湯はわかりませんが、船岡温泉は外国人比率も高く、裸の国際交流も楽しめます。

京都の銭湯を愉しむための、こんな本も出版されています。(タイトルも、ズバリ「京の銭湯 本日あります」)

http://www.koto-koto.co.jp/rakutabi/026/index.html (らくたび文庫のコトコトシリーズは、安価で写真も多く、結構使えます。)

 

温泉郷で外湯巡りをする感覚で、次回京都へお越しの際は、京都銭湯巡りをお愉しみください。観光スポットでは決して味わえない、町屋住人の方たちとのふれあいや、京都生活の疑似体験で、京都の奥深さを発見できることと思います。

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ドイツの正しい冬の過ごし方

先日、1年で一番日が短い冬至を迎えました。気候的には今後寒さが増してきますが、日の長さは数分でも毎日増えてきますので、気分的には春に一歩ずつ近づいているような気になれます。

祇園白川沿 ライト

機会があって、色々な国で冬至を経験しましたが、全く記憶にないのがシンガポール。夏と冬で温度が数度違うくらいで、日の出・日の入り時間は一年中通して殆ど同じ。着る服もいつも同じなので、雨が多いか少ないか程度の季節感しかありません。

一方、冬の寂しさを肌で感じたのがハンブルグ(ドイツ)。この季節、出勤時間は真っ暗で、会社に到着した8時過ぎ、寒がり屋の太陽はようやくその重い腰を上げ、空はうっすら明るくなり始めます。そんなやる気のない太陽は、お昼になっても頭上にまで登りきる根性はなく、五合目を登った程度で下山を開始します。午後3時ごろには帰宅の身支度を整え始め、午後4時過ぎにはさっさと退散という感じ。ちょっと気を抜くと、冬は日中を全く感じないまま終わってしまいます。

 

と書くと、「ハンブルグの冬、午後3時」と言えば、上の画像のような情景を皆さん浮かべるでしょう。残念ながら、こんな風景をドイツの冬に拝めるのは、運が良くて毎冬数回程度。ドイツの冬は、手を伸ばせば届きそうな低くて厚い雲が空一面を覆い、シャイな太陽を見かけることは余りありません。偶に気紛れで思いっきり顔を出しますが、冬の晴天にはロシアからの北風も一緒についてきて、むちゃくちゃ寒いのです。

さらに追い打ちをかけるのが、ドイツの悪名高き(?)閉店法。日曜日は一部の飲食店を除き、全ての店が閉まっているのです。

「昼間の時間は6時間程度、天気は最悪、店は全て閉まっている。そんな状況下、日曜日に何をせーというのじゃ!」と、我々日本人は途方に暮れながら、そう思いますよね。正解は至ってシンプル。キリストの教えに従い、「休息」するのです。日曜午前は教会に行き、午後は家でゆっくりするのが、ドイツにおける正しい日曜日の過ごし方。日曜日の午前に、洗濯機や掃除機を使って騒音を出すと、近所から直ぐに苦情がきます。(本当です!)

 

そんな暗くて寒い冬のドイツで、唯一楽しい屋外イベント言えば、各都市中心部の広場で開催される「クリスマスマーケット」。赤ワインを熱燗にしたグリューワインを飲んで寒い体を温めながら、クリスマスデコレーションや食べ物を売っている露店を見て回ります。街全体がおとぎの国のような雰囲気なので、その時期の週末は、各都市のクリスマスマーケット巡りをする人たちも結構います。

ハンブルグ クリスマスマルクト

ブレーメン クリスマスマルクト

北ドイツでは人気ナンバー1、ブレーメンのクリスマスマルクト。安いコンパクトカメラでの撮影でしたので、手ぶれが思いっきりしている画像ですみません。。。

ドイツ ドレスデン

クリスマスマルクトと並んで、もうひとつの年末の愉しみはクラッシックコンサート。

この時期のお約束として、「ヘンゼルとグレーテル」のオペラを鑑賞し、「くるみ割り人形」のバレエを観て、12月31日にジルベスターコンサートで年を締めくくるというのも、如何にもドイツ風です。

A Merry Christmas!

ルピシア 京都寺町三条

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町屋

京都のイメージ作りに大きな貢献をしている町屋の風景。

京都市内に現存する町屋の数は、凡そ25,000軒。京都市内の世帯数合計が60万世帯ほどなので、単純計算で市民の約4%が町屋に住んでいる計算になります。この現存数が多いのか少ないのかは判断が難しいですが、一説によると、年間数百軒前後の町屋が解体されているようです。このままいけば、100年後には1200年続いた京都の町屋文化が消えることになります。

西陣 三上家路地

京都を散策していると多く見かけるのが、銭湯と畳屋さん。そして他の町では殆ど見かけるたことがない表具屋さん(襖や障子の張り替え等をしてくれる店)。昔ながらの店構えで、京都の伝統美にアクセントを加えてくれます。

 

実は彼らは町屋と強く相互依存しており、町屋が減ると彼らが廃業。彼らが廃業すると更に町屋に住みにくくなるという、悪循環を生みだします。ライフスタイルの変化と高齢化で、バブル期以降急激に町屋の解体が進んでいるようですが、町屋生活を支える銭湯、畳屋等の後継者問題と廃業問題も、町屋の解体に大きく影響を及ぼしているようです。

 

観光客の多い中京区や東山区では、お洒落な店舗を含め、町屋の保存は比較的上手くいっているようです。一方、観光客が少ない地域で一般民家として使用されている西陣及び下京区・中京区の烏丸通り以西の町屋は非常に厳しい模様。私の家の周辺でも、数か月に一か所程度の頻度で古い町屋が解体され、マンションや瀟洒な個人宅に建て替えられています。

西陣 鞍馬口通り

町屋の問題は、ノスタルジックでセンチメンタルな感情だけで解決するような、安直なモノではありません。小額の寄付金以外に具体的な行動を起こしていない私がとやかくいう資格はありませんが、強制力を持って統制する保存地区以外の町屋は、今後急速に減っていくことでしょう。

実は、町屋文化を必死になって保存しようと活動しているNPO団体がいくつかあります。 若い学生さんたちが積極に参加している団体もあり、本当に頭が下がります。

http://www.kyomachiya.net/hazimeni/index.html

縁あって住むことになった京都の地。自転車でフラフラと散策して愉しんでいるだけではいけないのではと、いろいろと考えさせられる今日この頃です。

 西陣 浄福寺通り

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高瀬川

京都で一番の歓楽街といえば、四条河原町界隈。観光客、学生、仕事帰りの社会人が夜の歓喜を求めて集まってくる、京都一のhappening placeです。

新宿歌舞伎町や大阪ミナミの道頓堀界隈同様に、街の喧騒を醸すケバケバしさや猥雑さが、そこにも勿論あります。但し、他の歓楽街に比べ、古都の風格とでもいいましょうか、乱痴気状態には余りなっていません。100%私見ではありますが、その統制に一役買っているのが、悠久の鴨川、そして上品な高瀬川が、「ハメ外したらアカンで」と、歓楽街の境界線から睨みを効かせているからのような気がします。

京都木屋町 高瀬川

高瀬川は、京都中心部と酒処伏見を結ぶ物流ルートとして、江戸初期に開削された運河です。所期の役割を完全に終え、今は運河としての機能は殆ど果たしていないようです。それでも埋め立てられずに今もその姿を残しているのは、昼は艶っぽさのあるしなやかで訪れる散策者を魅了し、夜は酔っ払いに落ち着きを取り戻させる目付役として、とても重要な役割を果たしているからでしょう。

高瀬舟

 

 運河の橋に自転車。アムステルダムのような風景で、とても絵になります。

 

 高瀬川の散策道は、桜並木が美しい初春の季節が一番華やいでいます。一方、人影まばらな冬の高瀬川界隈はとても情緒があり、個人的には一番好きな季節です。コートの襟を立てた京都散策も、なかなかオツなものです。

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9 hours (ナインアワーズ)

旅の思い出に華を添える宿泊施設。日本の古都京都には、毎年1,500万人(=毎日なんと4万人!)の観光客が宿泊しています。米国系リゾートホテルや憧れの俵屋旅館から、簡素なビジネスホテルまで、その多様さでは東京にも負けないレベルの幅広いセレクションを、京都では選択できます。

そんな京都にも、否、日本全国探しても、いやいや、世界中のどこを探してもない世界初のホテルが、昨年12月京都のド真ん中にオープンしました!

ナインアワーズ 京都寺町

それは何かと言いますと、私たちの想像の域を超えた、今までに見たことも聞いたこともなかった、カプセルホテルの誕生です。

「カプセルホテル」といえば、終電乗り過ごした酔っ払いのサラリーマン男性が、寝るためだけに使う簡易宿泊施設ということで、相場が決まっています。ガード下の飲み屋、学生街の大衆食堂と同様、ごく一部の人しか足を踏み入れることができない、特殊な空間です。

9 hours

カプセルホテルの利便性と価格には魅力を感じるものの、衛生面や快適性で躊躇する多くの日本人や外国人旅行客。そんな潜在需要を掘り起こすべく、従来の常識を覆して立ち上げたのが、このナインアワーズです。

2-5F 女性専用フロア

「安かろう、悪かろう」「デザイン性ゼロ。最低限の機能さえ発揮できればOK」という、従来型カプセルホテル。対してナインアワーズは、若い女性も安心して快適に利用できる宿泊環境をコンセプトとしています。2010年度のグッドデザイン賞を受賞するレベルの、それはそれは洗練された空間です。

1Fエレベーターフロア

そしてナインアワーズが凄いのは、その特出したデザイン性だけでなく、快適に過ごせるための設備にもしっかりお金をかけているところ。それが証拠に、カプセルベッドのマットには、何とブレスエアーが使用されています!ブレスエアーマットレスの厚さは、一般的に50mm前後が主流の中、ナインアワーズでは贅沢にも70mmのブレスエアーを使用しています。銘柄も、寝心地と耐久性を重視した、ナインアワーズ専用の特別仕様。高弾性だけど硬くない、絶妙な寝心地です。お客様の目に直接触れることのない、ベッド用マットレス。そんな部分にも高額なブレスエアーを使用するところに、ナインアワーズのこだわりを感じます。

(ブレスエアーに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。http://www.soukaiketsu.jp/user_data/point.php

こんなとこにもブレスエアー!

9 hoursがオープンしたのが昨年12月。ちょうど1周年を迎えたところです。

今回縁あって、ナインアワーズの又野様に色々とお話を伺うことができました。

まずは気になる客層ですが、欧州人を中心とした外国人が半数以上のようです。欧州の主要デザイン雑誌に取り上げられていることで、欧州からの宿泊客は引きも切らない模様。また、当初心配していた女性宿泊客も安定して伸びているようです。他では決して経験できない、この宇宙船のベッドのような異次元空間での宿泊体験は、多くの外国人客や女性客を魅了してやまないようです。

9 hours スリーピングポッド

カプセルホテルの場合、酔っ払いのお客様が多いこともあってトラブルが絶えないのが通例らしいのですが、ここの宿泊客は品行方正で、今までのところトラブルは皆無ということでした。

ナインアワーズは、その卓越したデザインで有名ですが、実は今回訪問して一番感銘を受けたのが、スタッフの方たちの対応です。スタッフの方たちの温かいおもてなし精神が、お客様からのクレームが非常に少ない一番の理由なのでしょう。

お洒落な寝巻

そして、寝心地に対する、お客様のご評価は? その質問に対し、お客様からの評判が大変良いことを又野様から間髪いれず即答頂き、ホッとしました。又野様ご自身含め、スタッフの方たちからもブレスエアーの寝心地をご評価頂けているとお聞きし、一安心です。

ナインアワーズ 京都寺町

お客様の利便性を少しでも高めたいということで、1時間単位でご利用頂けるサービスもご提供されているようです。通常の宿泊だけでなく、終電を逃した際に数時間だけ仮眠する空間として、また昼間にシャワーを浴び、ちょっとだけ横になりたい時にも、手軽にご利用いただけるようです。

nine hours: Kyoto Teramachi

歴史と格式を誇る古都京都。その地に、新しい文化として誕生した、清潔感あふれる純白な”9h”の異次元空間。次回京都へお越しの際は、是非是非check it out!

nine hours: 京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町588

http://9hours.jp/

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Autumn in Kyoto Part II

第二回目の”Autumn in Kyoto”は、11月中旬~12月上旬までの京都です。

今年の秋は、例年通り勤労感謝の日(11月23日)前後が、多くの紅葉名所で見ごろとなりました。

嵯峨野

ほんの一瞬のはかない輝きが、多くの人たちを魅了します。

 

 

 

 

 

 

 

 賑やかな秋の宴に終わりを告げ、京都は静かに冬支度を始めます。

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The 8th of December

12月8日は何の日か?太平洋戦争開戦の日でもあり、釈迦が悟りを開いた日でもあります。しかし、私にとっては、生涯忘れることのできない人物がこの世から去った日として、深く心に刻まれています。

京都出町柳 RINGO

私とビートルズとの最初の出会いは、どこにでもある平凡な話。小学校高学年の時、自宅にあった赤盤(1962-1966年までのベストアルバム)にハマったのがきっかけ。メロディーメーカーのポールの旋律が好きで、その後、ウィングスの大ファンへと昇華。ジョン・レノンの音楽は、中学校低学年の少年には少々難しかったです。大人っぽいジョンの歌はカッコいいのだけど、心に響くのは、やはりポールの作品。

Cafe 月と六ペンス

「ポールより、やっぱジョンだよな。」、そんなキザなセリフを友達に言いたいなあと思っていた矢先に訪れた、1980年12月8日の悲劇。

中学校時代は、ビートルズを中心としたブリティッシュロック一辺倒だった少年も、次第に音楽の幅を広げ、大学時代はジャズとラテン系へと転身。あれだけ好きだったロックやアメリカンポップには見向きもしなくなりました。但し、ジョンの作品だけは例外中の例外。音楽の嗜好がどれだけ変わろうと、ジョンがローテーションから外れたことは今まで一度もなく、恐らく一生聴き続けることでしょう。

Mr. Moon Light

1993年12月8日。今から17年前の、とてもとても小さな出来事。けれど、私には一生忘れられない思い出です。そう、ジョンが亡くなってからの念願だった、ジョンの命日にダコタハウス(ジョン最期の場所)でお祈りを捧げる願いが叶った日なのです。

ニューヨーク市マンハッタン。小雨がしとしと降るミッドタウン。偶々出張でNYを訪れていた私は、仕事を終えた後、会社の先輩に無理を言ってアッパーウエストサイド経由でホテルへ戻ってもらうことに。近くで花を買ってタクシーに乗り込むと、イエローキャブのラジオからはジョンの歌声が。スペイン語訛りの陽気なドライバーは、「今日は朝からビートルズの曲ばっかりで、うんざりしてくるよ。お前もジョンの追悼に行くのかね?」

我々がダコタハウスの前に到着したときには、アパートの前には既に沢山の花束が。タクシーを降りて、ジョン最期の場所に花を置くと、ジョンにまつわる様々な思い出が、走馬灯のように去来しました。FMでBEATLES特集をエアチェックしまくった中学校時代、血相変えてジョンの訃報を伝えてきた母親の声、ライナーズノートを見ながら必死に英語の歌詞を覚えた高校時代。

“In my life”を頭の中で聴きながら、13年分の合掌を捧げた、17年前の12月8日。まるで昨日のような出来事です。

image there is no heaven

2010年12月8日。今日は、John Lennon、30回目の命日です。

                       In my life (Lennon/McCartney)

思い出す場所があるのさ
これまでの人生で 変わってしまった場所もあるけど
永遠の場所もあるさ いい事なのか別にしてさ
なくなった場所も 残っている場所もある

こういった場所すべてに それぞれの瞬間がある
それにまつわる恋人や友達を 僕はいまだに思い出せる
死んだ人もいるよ 生きている人もいる
僕の人生で 僕はその人たちをみんな愛していた

There are places I’ll remember
All my life, though some have changed
Some forever, not for better
Some have gone and some remain

All these places have their meaning
With lovers and friends I still can recall
Some are dead and some are living
In my life, I’ve loved them all

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Autumn in Kyoto Part I

大津三井寺

「心の琴線に触れる秋。」 私にとって今年の秋は、そんな秋でした。

初秋の頃は、「ブログで秋をどう紹介しよう?」という、少々義務的な、そしてカメラフレーム目線で京都の秋を覗いていました。今から思えば、何ともったいない。

そんな浅はかな訪問者に対しても、京都の秋は寛容に迎えてくれて、刻一刻、そして日々変わる美しい表情を、惜しげもなく見せてくれたのです。

嵯峨野 落柿舎

そんな京都の秋の奥深さに、知らず知らずのうちにのめり込んでいた私。秋の後半戦頃からは、毎週末が未知への旅に出るときの、ドキドキワクワク感で一杯でした。

下鴨神社

そんな、心ときめく秋の発見も、そろそろ終わりに近づいています。

心で感じることのできた京都の秋を、2回に分けて皆様にお届けさせて頂きます。

第一回目は、11月中旬ごろまでの秋を集めてみました。

源光庵

 

南禅寺

河合神社

北野天満宮

To be continued…

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祇園精舎の鐘はどこ?

 

「諸行無常」

この4文字を唱えただけで、何とも言えない虚脱感、栄華のはかなさ、そして驕りに対する戒めの気持ちを起こさせてくれる、和文最高峰の日本版(インド版?)4字熟語。

祇園精舎の鐘?

先日、人気(ひとけ)の少ない日曜の夕方に祇園を散策していたところ、物悲しい鐘の音が「ゴ~~ン」と鳴り響きました。パブロフの犬の如く、「諸行無常」なブルーな気分に落ちてしまった私。同時に、ふと思いました。「ところで、祇園精舎ってどこだろう?」と。

みなさん、どこだと思います?

私が真っ先に思い浮かべたのは。。。そう、祇園の氏神である八坂神社。

八坂神社

でも待てよ、神社に鐘はないだろう。じゃあ、祇園地区にある建仁寺?

京都 建仁寺

でも、建仁寺は鎌倉時代の建立で有名なお寺だったよなあ。しからば八坂の塔ですか?

八坂の塔

さて、祇園精舎はどこでしょう?

正解をWIKIで調べて、驚きました。祇園精舎って、インドにあったんですね。お恥ずかしい無知を曝け出し、情けない限りです。

開き直る訳ではありませんが、祇園精舎がたとえインドだったとしても、平家物語の滅びの美学は、やはり日本人にしか解らない美しさですよね。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色 、盛者必衰の理をあらわす

おごれる人も久しからず 、ただ春の世の夢のごとし

たけき者も遂には滅びぬ 、偏に風の前の塵に同じ

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今日から師走

ブログの執筆効果で(!?)、今年の秋は今までの一生分くらい、京都のあちこちの紅葉スポットを巡りました。身動きできないくらい混んでいる永観堂から、無名な近所の神社まで精力的に廻り、恐らく数十か所は京都の紅葉スポットを愉しませて頂きました。

そして、私の独断と偏見で選ぶ、2010年マイベスト紅葉スポットは?

瑞厳山 円光寺

洛北一乗寺にある円光寺は、バランス感覚に優れた、とても印象的なお寺さんでした。

一乗寺の2大スポット詩仙堂&曼殊院の中間点に位置する円光寺は、山間の細い道沿いにひっそり佇む、こじんまりした禅寺。すいているのかなあと思いながら、日曜日の午後に訪れたところ、意外や意外(失礼!)、相当な混雑ぶりでした。

火灯窓

私が訪れた時期が紅葉のピークだったという要因も多分にありますが、庭園に入った瞬間、何とも言えないワクワク感で胸が掻き立てらるオーラを放っていました。

円光寺 本堂

 本堂から望む庭も息を飲むほど美しいのですが、私が気に入ったのは、注意をして見ないと気付かない、小さな秋の演出物です。

Little waterFALL (小さい滝&秋)

Little FALLing leaves(小さな秋と落葉)

ここの庭には立派な杉苔も生え、落ち葉フェチの私には、紅黄緑の彩りも堪りません。
正に、紅葉が織りなすMilky way(天の川)です。

紅葉のmilky way

 

今日からは、教師も走る12月。コートが必要な季節になりました。

円光寺

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端役脇役たちの秋

紅葉もいよいよクライマックスを迎えてきました。

京都の神社仏閣が、一年で最も輝く時。1年間貯め込んできたマグマを噴出させるかのように、一気に染まった深紅のワインカラーで、訪れた人たちを酔わせます。

北野天満宮 紅葉

主役の真っ赤なもみじたちも、訪問者から賞賛の声とシャッターシャワーを一身に浴び、陶酔の世界に入っています。

それはそれで、もちろん美しいです。一方、あまのじゃくの私は、光り輝く紅葉より、人知れず枯れ落ちた無数の葉っぱに心を奪われてしまいます。

京都市美術館

観光名所では、落ち葉はサッサと掃かれ、焼却処分されます。それ以外のところでは、通行人に踏みつけられか、静かに地に戻るのを待つ、悲しい結末です。

修学院雲母坂入口

確かに朽ちた葉っぱたちは、劇的な秋のエンディングを演出するためのエキストラ的な存在なのかもしれません。

でもそこには、それぞれの滅びの美学、散る美学があります。

下鴨神社

そして、朽ちたと思った脇役に再びスポットライトを当ててあげると、彼らは残されたすべての力を振り絞り、最後の輝きを取り戻します。

滅びの美学

散る美学

そして、滅びの美学、散る美学が集結した時、それは晩秋を飾る美しい芸術作品として、穏やかに天に召されるのでした。

 

 

清涼寺 竹仙

 

端役脇役たちの秋

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Home Sweet Home

日本在住のアメリカ人の友人が、今週、故郷へ年に一回の一時帰国をしました。

我々の感覚だと、「エッ、なんでこんな中途半端な時期に?どうしてクリスマス~正月の時期に帰国しないの?」と思うところですが、実は今週末はアメリカ人にとって、特別な週末。そう、Thanksgiving weekendなのです(日本名:感謝祭)。起源は、入植者たちが秋の収穫を授けてくれた神の恵みに対し、感謝を捧げる宗教的行事だったようです。

Home Sweet Home

そして今は、親族が一同集まり、伝統的なThanksgiving Dinnerを家族全員で晩餐する、アメリカ人にはとても重要な家族の日。(七面鳥を食べるので、Turkey dayとも言われます) 感覚的には、日本の年末年始、中国の春節と似た雰囲気です。

したがってこの週は、アメリカ全土で民族大移動。高速道路も空港も大渋滞です。(古い映画ですが、「大災難P.T.A.」という、私の大好きな映画があります。スティーブ・マーティンと今は亡きジョン・キャンディーの名演による、感謝祭をテーマにしたドタバタ帰郷コメディー。米国の感謝祭ウィークの様子も分かり、お勧めです。)

Thanksgiving weekend

この週末は、家族全員大集会という一大イベントに加え、実はもう一つとても重要なイベントがあります。家族で厳粛な(?)食事を終えた翌日金曜日(Black Friday)から、3週間に渡る熾烈なショッピング週間が始まります。そう、クリスマス商戦開始のゴングが鳴らされるこの週末は、家族皆でショッピングに繰り出すのです。

クリスマスギフトになるような一般消費財の場合、Black Fridayからの3週間の売り上げが、年間売り上げの40%を占めるほどです。したがって、その年のクリスマス商戦を占うことになるBlack Fridayの週末は、小売業や一般消費財メーカーにとって、一年で最も重要な週末。週明けに報告される各小売店からの店頭消費結果は、ドキドキものです。

そしてThanksgiving weekendが終わると、アメリカ全土がクリスマスムード一色に染まり、季節はいよいよ冬に突入です。

私が京都で紅葉のピークを満喫している頃、帰省したアメリカ人の友人は、両手一杯にショッピングバッグを抱えていることでしょう。

それぞれの霜月、それぞれの秋の締めくくり方です。

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日本全国ゆるゆる神社の旅

ご存知の方も多いと思いますが、ブレスエアー素材専門のネットショップ「爽快潔リビング」を、私たちは今年の夏に立ち上げました。
そして、”Team爽快潔リビング”の一員としてイラストをご担当してくださった鈴木さちこさんが、この度新刊本を出しました!

日本全国ゆるゆる神社の旅

ネットショップ立ち上げに際し、私が担当した役割は、ショップのコンセプトメイクとショップ内のテキスト作り。自分なりにはそれなりの仕上がりになったと内心誇らしげに思っていたところ、ショップをご覧いただいた方々は一様に、「イラストがカワイイ!」「デザインがお洒落!」「キャラクターのグッズが欲しい!」等々、私の役割と関係ないところばかり褒められ、少々凹んでおります。

爽快潔リビング illustrated by Sachiko SUZUKI

 まあ、冷静に考えれば、ショップ内のイラストに注目が集まるのは当然のこと。実は、イラストレーター&ライターの鈴木さんは、CMでお馴染の「きのこ組」のイラストや、全日空機内誌「翼の王国」での連載もお持ちになるほどの実力派アーティスト。”Team爽快潔リビング”の一員と呼ばして頂くには、少々おこがましいほどの方だったのです。

日本全国ゆるゆる神社の旅

さてさて、私の独断と偏見による、鈴木さんの新刊本の感想は? 導入部からググッと引寄せられ、一気に読み終えました。そして読後に腹の底から湧きあがってきた率直な感想は、ただ一言。「むちゃくちゃ面白い!!!」

イラストをふんだんに使ったマンガ形式による神社訪問記ですので、とても読みやすい内容です。そして、この本のスゴイところは、イラスト中心の本でありながら、サーッと絵を眺めて終わるだけの軽小短薄な本ではないところ。日本古来の慣習など、難解だけれど奥の深い内容を、鈴木さん一流のユーモアとウィットを交えて書き綴っているので、知的好奇心をくすぐられながら文章に深く読みいってしまうのです。

 

多くの日本人にとって、神社は物理的には近くにありながら、精神的には何か遠いところにあり、意識的には存在感すらないような気がします。この本は、そんな私たちに意識改革を迫るような、教義的な本では全くありません。神社の素顔を軽快なタッチで知ることで、神社が少し身近に感じられ、思わず近所の神社に「ご無沙汰してました」と挨拶に行きたくなるような、ゆるゆる系の楽しい本です。

「日本人に生まれてきた以上、もうちょっと神社のことを知りたいなあ」と何気に思われている方、絶対お勧めです。

アートの世界に身を置く鈴木さん。そんな華やかな世界と神社は対極にありそうなのですが、実はもっと凄い事実があるのです。そう、彼女は自他共に認める鉄道オタクな女子、a.k.a.、「鉄子」なのでした。何を隠そう、私も「鉄男」で、小学生のころは日本交通公社(現JTB)の分厚い時刻表で日本全国を空想旅行していた、暗い少年だったのです。

そんな鉄男の私にはタマラナイ一冊がコチラ。既に絶版なので、マニアには垂涎モノのプレミア本です。

鉄子と駅男

「京都もいいけど、お気に入りの文庫本を持って、ぶらりゆらゆらと鉄道の旅に出たいなあ。」

そんな気分にさせてくれる、オススメの一冊です。

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等持院

京都の紅葉も、いよいよ大詰めを迎えました。紅葉情報では、多くの名所が「紅葉見頃」となり、好天に恵まれた先週末は、何処へ行っても「人、人、人」という感じでした。

紅葉 混雑のイメージ図

紅葉ピークの先週末。残念ながら、所用で朝の数時間しか自由時間が取れませんでした。廻れてせいぜい数か所。厳しい選択肢の中、私が先週選んだスポットは「等持院」でした。

等持院 達磨大師

理由は単純。1.行楽シーズンでも空いていそう 2.家から比較的近い 3.行ったことが無い 4.臨済宗の禅院でよさそげ

等持院 紅葉

結果は大正解!天竜寺を建立した足利尊氏が建てたこともあり、広い天竜寺のエッセンスを凝縮したような雰囲気を漂わせています。紅葉は正にピーク。そして、真っ赤な紅葉を一人占めです。

 

縁側から眺める枯山水の庭も素敵でしたが、何が素晴らしいかと言えば、庭に直接降りて散策できる、夢想疎石作庭の庭園。

ひっそりと佇む真っ赤なもみじを、心ゆくまで堪能できる贅沢な時間。自分だけの秋を見つけた気分です。

等持院 紅葉

等持院

等持院 茶室

等持院 茶室

等持院

 等持院 (臨済宗天龍寺派)

京都府京都市北区等持院北町63

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几帳面

「京都の台所」、錦市場に行ってきました。市場だけあって、多く店に計り売り用のハカリが置いてあります。お客さんからのグラム注文に対し、どれだけ正確に対応するのか興味があったので、数店舗チェックしてみました。

錦市場

結果は非常につまらなく、どの店も予想通りの「迅速・正確無比。誤差±数%」な、超日本的対応。

その点、楽しいのはやっぱりラテンと南方系ですね。±10%は当たり前。時には、「お前、これが100gかあ」と、彼らに代わって計りたくなってしまうことも多々ありました。

錦市場

一方、私たち日本人が一番安心するのは、ドイツ人。几帳面ですね、彼らも。

実は、ドイツの飲食店で使用されているグラスには、必ず目盛がついています。メニューには、「ビール 500ml ・・・ 3ユーロ」という形で、量も必ず表記してあるのですが、グラスの目盛はその決め事がしっかり守られているかを、客が確認するためなのです。メニューに500mlと書いてあってグラスに450mlしか入っていなかったら、ドイツでは100%クレームになるでしょう。一方、グラスに550ml入っていても、ドイツ人気質を考えると「メニューに書いてあるより多すぎる!」と、文句を言う客が必ずいるような気がします。

丸太町通りLindenbaum (ここのソーセージ、絶品です!)

私たちには微笑ましくもあり、共感できるこの習慣も、ヨーロッパではラテン系諸国の格好のジョークネタになってしまっています。

「ルールは破るためにある」と考えるラテン系と、「社会の一員として、取り決められたルールを遵守するのは義務」と考えるゲルマン系。この発想も文化も歴史も異なる国々を、一つにまとめてしまったユーロ圏。問題が色々と噴出していますが、それでも欧州は懐がとても深い国々だと思います。

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コーヒー紅茶って、知ってます?

紅茶&日本茶専門店 ルピシア 京都寺町三条

京都寺町三条に、先日大型紅茶&日本茶専門店がオープンしました。紅茶だけでも何十種類もあり、その品揃えは圧巻です。

千利休主催による北野大茶会以降(?)、京都とお茶は切っても切り離せない関係。今回オープンしたLupiciaはじめ、確かに茶舗や茶道具屋も多く見かけますが、京都といえども、お茶の消費は他地域同様に劣勢のような気がします。

 

世界的に見ても、お茶はコーヒーその他飲料に押されているようですね。紅茶の本場英国も、ゆっくりアフタヌーンティーを愉しむ余裕が無くなったようです。私も英国へは10回以上仕事で行きましたが、オフィスで紅茶をサーブしてもらったことは一度もありませんでした。私の主観的な印象ではありますが、欧米ではお茶(紅茶)は健康志向の強い人向け、又は比較的時間に余裕がある人向けの飲み物になっているような気がします。

 

一方、お茶消費国の両横綱であるインド(チャイ)と中国(緑茶中心)では、お茶文化は依然健在のようです。成金になった中国では、欧米文化が急激に入り込んでいるようですが、コーヒーはまだまだとのこと。

 

そんな、茶vsコーヒー対決の中、BESTな結果を出したのは、何でもありの香港でした。ごちゃまぜ大好き文化の香港人に大人気の飲み物といえば、答えは何と「コーヒー紅茶!」。鴛鴦茶(インヨンチャ―)と呼ばれ、香港の喫茶レストランには必ずある定番メニュー。スーパーには、鴛鴦茶のインスタントパックが何種類か常時置いてありますので、香港人から愛されている飲み物なのでしょう。(因みに鴛鴦とは”オシドリ”の意味らしく、料理を含めて仲良く混ざっているモノに対し、”鴛鴦xx”と命名されています。)

正しいレシピは分かりませんが、味から判断すると、恐らくこんな感じではないでしょうか?

1.マグカップに、ネスカフェゴールドブレンド大匙1杯とリプトン紅茶ティーバッグ1つを一緒に入れる。

2.熱湯を注ぎ、コーヒーの顆粒をよくかき回す&ティーバックをよく絞り出す。

3.最後にクリープ(脱脂粉乳)を大匙2杯くらい大量に入れ、砂糖をお好みの分量だけ入れて出来上がり。

私も何度か飲みましたが、感想は「マズくはないけど、何でまぜなきゃいけないの?」と言う感じでした。これも、歴史的な背景も手伝ってか、「ごちゃまぜB級グルメ大好き。白黒ハッキリさせたくない。主張しすぎて揉め事は起こしたくない」香港人気質が生み出した、生活の知恵なのでしょうか?

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曼殊院

京都の昔からのお金持ち、農業を営む牧歌的な農家、そして個性的な書店や雑貨屋が混在した、一乗寺・修学院界隈。この界隈独特のスローなテンポが好きで、よく自転車でフラフラしています。

この界隈での有名スポットといえば、詩仙堂と曼殊院。曼殊院はキツイ上り坂を登りきらなければならないので、途中でリタイアすることが多々ありますが、先週末は頑張って朝イチで行ってきました。

曼殊院

ここは紅葉で有名ですが、ピークまであと1~2週間といった感じです。

 

縁側からしか庭園を眺めることができない有名寺院が多い中、ここは屋内にも入室可なので、畳敷きの部屋から障子越しに、庭を鑑賞することができます。屋内と屋外のコントラストが生まれ、庭の立体感が映えます。

 

 

朝イチが幸いし、11月の休日だというのに、人影はまばら。静寂の中で詫び寂びを堪能する、贅沢な空間を満喫できました。

朝の、詩仙堂~曼殊院ツアー、二重丸です。(時間があったら、赤山禅院へも是非!)

 

 

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河井の寛ちゃん家

京都に住んでいるということで、「京都で一番のオススメスポットは?」という質問を、知人友人からよく受けます。各人の興味の対象によって満足度は異なるため、「ここがベスト!」という回答は正直難しいです。また、私自身も京都を知り尽くした訳ではなく、今まさに開発段階中。

前置きが少々長くなりました。そんな開発段階の中、私のツボにスポッと入った、個人的なお気に入りスポットを、本日はご紹介させて頂きます。

河井寛次郎記念館

そこは世界遺産でも、有名な神社仏閣でもなく、昭和初期に活躍した陶芸作家河井寛次郎氏が住んでいた民家です。

その道では、相当著名な方らしいです。一方、言い方は悪いですが、そのスポットは昔の芸術家の単なる民家を記念館としただけのもの。歴史的には100年に満たない建造物ですから、京都の中ではヒヨコもヒヨコ。しかも、入場料は900円と、他の拝観料と比べて特出して高い価格設定。場所も少々行きづらいところにあり、一般的には訪問を躊躇するスポットだと思います。

私も知り合いに勧められるまでは、正直言いまして、訪問することを考えたこともありませんでした。

 

初めて訪れたのが、今年の3月。以来、先週末の訪問が、今年に入って3回目。貧乏性の私が、拝観料(入場料)をわざわざ出して1年に2回訪れる場所は、わずか数えるほどしかありません。いわんや3回の訪問など、しかも一回900円も出して入るとなると、いつもの私なら、清水の舞台から飛び降りる気分です。(因みに、助走をつけて清水の舞台から思いっきり飛び降りますと、この記念館付近に本当に着地できます。全盛期のカールルイスなら、記念館の屋根を突き破りますね。)

 

そんな私が、自然と年に3回も足を運んでしまう不思議な空間。来年は、間違いなく3回以上訪れる気がする魅惑な空間。

この空間を皆様にお伝えするため、描写しては書き直し、また描写しては書き直しましたが、一行も書けてません。1時間の試行錯誤で悟ったことは、私の拙い文章力で、この空間を表現するのは不可能であること。

ということで、今回は写真を沢山アップします。生活臭の残る、心地よくてノスタルジックな雰囲気を、少しでも味わってもらえれば幸いです。

 

 

 

シマちゃん

記念館の主、シマちゃん。ここの飼い猫かと思いきや、開館と同時に近所からやってきて、閉館と同時に去っていく、通いネコとのことです!

 

 

 

河井寛次郎記念館

京都市東山区五条坂鐘鋳町569
電話・FAX 075-561-3585

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What is the “Miyako” city of Japan?

丸竹夷二押御池 姉三六角蛸錦

「日本の首都は?」と問われれば、6歳の子供でも知ってます。では、「日本の“みやこ“は?」とお尋ねしたら、貴方は何と答えますか?

自らを「都人(みやこびと)」と呼ぶ、誇り高き京都人。その中でも洛央に代々居を構える人たちは、京都御所南側数キロ以内が日本の「みやこ」で、それ以外は東京も含めて「田舎」だと、本気で思っているようです。かくゆう外モノの私も、歴史的背景だけでなく、現代(いま)も日本の文化を必死に守ろうとする京都人の姿勢を目の当たりにし、日本の“みやこ”は京都なのかなあ、と最近感じています。

 

では、仮に京都が“みやこ”だとした場合、どこまでを“みやこ”と呼べるのか?

上京区室町通で先祖代々呉服問屋を営む八代目に、“みやこ”の定義をお尋ねしました。間髪入れず、「北限は今出川通り、南限は五条通り、東限は東大路通り、西限は堀川通り」と、簡潔明瞭、意気揚々なお答え。また一説には、京の子供が通り名を覚えるための童謡(わらべうた)に出てくる、「丸竹夷二押御池」「姉三六角蛸錦」の範囲内との話もあるらしい。

こだわりの都人。やはり、“みやこ”は京都でしょう。

自らの芸名に“都”を冠する「都はるみ」の出身地が気になり、早速調べてみました。

「BINGO!」、京都市上京区の“みやこ”出身でした。調子に乗って「ミヤコ蝶蝶」もチェックしたところ、読みは外れて東京中央区のご出身。

ということは、日本古来の漢字・ひらがな表記による「都&みやこ」は「京都」で、外来語のカタカナ表記での「ミヤコ」は「東京」という区分けなのでしょう。

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大きな秋はどこ?

小さい秋、見ーつけた♪

 

 

 

中くらいな秋、見ーつけた♪♪

 

 

 

 

 

そして、大きな秋は...

もう、すぐそこです。

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神様仏様な禅院

仲が良いのか悪いのか、パートナーなのかライバルなのか、私たち一般人にはよく分からない、神社と寺院のビミョーな関係。清水寺と縁結びで有名な「地主神社」のような蜜月の例もあれば、唯我独尊的な雰囲気を漂わす西本願寺もあり、よくわかりません。そんな微妙な空気を笑い飛ばすかのように、神仏習合を地で行く神社仏閣が京都にあります。

赤山禅院

その名は、赤山禅院。比叡山延暦寺の別院で由緒ある禅院のようですが、院内には七福神あり、地蔵菩薩の御堂あり、大明神を祀る神殿あり、十六羅漢の石仏ありの、「アジアの神様仏様大集合!」的なワンダーランド。その度量の大きさを反映してか、「お金を払えば、入れてやる」的な高飛車な雰囲気を感じる他の有名寺院に比べ、ここの禅院の方たちはとても気さくです。

 

京都市内の外れで交通の便が悪いこともあり、鄙びた山寺&神社のような風情です。のんびりした雰囲気が院内に漂っているものの、難行苦行で知られる延暦寺の別院ですから、恐らく厳しい修行も繰り広げられていることと思います。

赤山禅院 わらじ

お寺の外れには、十六羅漢の石仏。その内の一人(?)が、知人Kさんに瓜瓜(ウリウリ)です!目のツリ上がり方といい、前歯の出方といい、完璧です。

十六羅漢

一方、こんな優しい表情の観音様は、残念ながら私の周りには…

観音様

赤山大明神の狛犬は、巻き毛に赤ジャケットで、とってもお洒落。威風堂々な阿吽(あうん)の呼吸で、大明神を守っています。

赤山大明神 狛犬

飾り気のない赤山禅院、実は京都で最も古い七福神の寺なのでした。福禄寿を祀ることに因んで、福禄寿をモチーフにしたかわいいおみくじがあります。

七福神福禄寿のおみくじ

福禄寿&市比賣: 他の神社のマスコットも、平気で飾ってます。さすがワンダーランド

京都神社仏閣界の異端児(?)赤山禅院。よくわかりませんが、何か”庶民の味方”という感じです。この禅院のためだけに遠路はるばる足を延ばすのは大変かもしれませんが、詩仙堂や曼殊院へ行かれる際は、このワンダーランドにも是非お立ち寄りください。

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赤信号、独りで停まると怖いです

ブラジル在住の後輩が、先週末京都へ遊びに来てくれました。 

一年半ぶりの日本ということなので、ランチは和食バイキングで人気の高い、柿安三尺三寸箸(京都伊勢丹10階)にご案内。お昼時には長蛇の列でいつも諦めるのですが、その日は開店と同時に入ったので、しっかり席を確保。美味しい日本食に飢えた後輩は、二十数時間のフライトも時差ボケも、何処吹く風。シュラスカリヤで肉を食べるかのように、和食に貪りついていました。http://r.tabelog.com/kyoto/A2601/A260101/26002082/ 

Brazil

 ブラジル話の出来る友人が希少の中、ブラジルよもやま話で花が咲きました。サッカーに、音楽に、食事にと、ブラジルの話題が尽きない中、やはり彼にとって大きな関心事は、犯罪に巻き込まれない対策について。幸い彼はまだ犯罪には遭遇していないものの、ブラジルで生活する外国人ホワイトカラーは、常に格好の標的です。

かつてアメリカに住んでいた時、サンタデボコタ(コロンビア)出身の友人と、リオ(ブラジル)出身の友人が、「どちらの都市が、世界で一番危険な都市か?」という話題で、食事中に突然真面目なディベートを始めました。そして同席していた私も、審査員として急きょ二人のディベートに参加。二人の凄まじいお国自慢(?)を聞いている中、私が下した評決は、「リオは頻繁に犯罪に巻き込まれるが、命まで取られることは少ない。一方、ボコタはリオほど犯罪率は高くないが、命を取られる可能性が特出して高い」というものでした。

そんな世界で一番治安の悪い都市で育ったカリオカ(リオっ子)たちは、自然と護身術も身についています。私がリオへ遊びに行った際、カリオカの友人から真っ先に指導を受けた外出心得が、次の3点です。

1.腕時計は、安い腕時計に必ず付け替えること。

2.財布には最小限のお金を入れ、外では財布を出し入れしないこと。実際の支払いは、現金(紙幣)を小単位に分けてポケットに直接入れておき、そこから支払いをすること。もし万が一ホールドアップにあったら、素直に財布と腕時計を差し出すこと。

3.街を歩くときは、必ず右手をポケットに入れて歩くこと。そうして歩けば、ポケットに入れた右手にナイフや護身用具を握っている可能性がある私より、両手をブラブラして歩いている他の標的を犯罪者は狙うからだ、とのこと。(そう言われてローカルの歩行者を見てみると、確かに皆右手をポケットに入れていました!) 

 

そして、極めつけは自動車の信号無視。彼らの車で夜半過ぎに街へ繰り出した際、大通り以外は赤信号を無視して走るのでした。理由を聞いて、目から鱗。深夜は信号で停車する車が一番狙われやすいので、リオの街では夜の赤信号は「徐行」の意味なのだと教えてくれました。

日本も物騒な国になりましたが、ポケットに右手を突っ込んで歩く必要性は、今のところまだ無いようです。

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五右衛門物語

お客様(Kさん)から、とてもとても嬉しいお便りを頂きました!

Kさん一家の愛犬『五右衛門』さんは、来月10歳になるラブラドールレトリバー。人間の年齢でいえば、還暦を迎えるくらいでしょうか?

Kさん家のアイドル五右衛門さんに異変が起きたのは、2年前の秋。元気ではしゃぎまわっていた五右衛門さんが、ある朝突然腰痛で立てなくなってしまったのでした。そして、月日を重ねるにつれ、立ち上がれない日が徐々に増えてきました。

 

消炎鎮痛剤の効果が、いよいよ薄れ始めた今年の夏。「五右衛門が立てなくなったらどうしよう。。。」焦るKさんは、犬の腰痛対策について必死に情報収集をするのでした。そして、腰痛の人たちの間でブレスエアーマットレスの人気が高いことを知り、ブレスエアーについて色々と調べ始めたのです。

 

厳しい残暑がようやく沈静化した、今年の9月中旬。切羽詰まった声の方から、私たちの会社に一本の電話が入りました。「あのー、腰痛の犬用に、ブレスエアー素材を購入したいのですが。。。」

「えっ?ワ、ワンちゃんの腰痛ですか??」 老犬の床ずれ予防用マットに対する問い合わせ対応には手慣れた私も、犬の腰痛という話は初めてのケース。どの銘柄がよいのか分からない中、人間の腰痛者からご評価頂いてる銘柄を取り敢えずご紹介させて頂きました。

五右衛門物語

ご購入頂いたものの、銘柄を選定した私自身もその効果が未知数ゆえ、発送後は五右衛門さんに喜んでもらえたかどうかが気になって仕方ありません。

商品が到着して数週間。Kさんにその後の使用感についてお尋ねするメールを、恐る恐る出しました。3日経ってもKさんからの返信が届きません。「あー、五右衛門さんにはブレスエアーを気に入ってもらえず、Kさんは高い買い物をしたと後悔されているのだろうなあ。。。」と落ち込んでいたところに届いた一通のお手製ハガキ。気持ちは一気に昇天しました。

五右衛門、hang in there!

目頭が思わず熱くなるくらい嬉しかったです。五右衛門さん、気に入ってくれてありがとう!そしてKさん、心温まるお便りありがとうございます。

それにしても五右衛門さんは、家族の温かい愛情に恵まれ、本当に幸せ者です。病気に一番効く薬は、何といっても家族からの無常の愛。齢を重ねるにつれ、五右衛門さんの体力は衰えてくるでしょう。だけど、彼のハートは、いつまでも家族と一緒の青春時代。フォーエバー21です。

ガンバレ五右衛門さん!

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Trick or Treat!

日本でも市民権を得つつあるハロウィーン。最近はHalloweenの店頭デコレーションで、季節感を演出するお店も多くなってきました。

ハロウィーン

このハロウィーン、元々はケルト人の風習ゆえ、UKとアイルランドで行われていた習慣らしいのですが、今では「ハロウィーン=アメリカ文化」という感じです。

「お年玉、節分、端午の節句、七夕」等々、子供が喜ぶ季節的イベントが多い日本(今は多くが廃れつつありますが。。。)と違い、アメリカでの子供向け一大イベントと言えば、このハロウィーンくらいだと思います。それだけに、盛り上がり方も違います。

Trick or Treat

小さい子供が仮装をして、「Trick or Treat!」(お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!)と言って近所の家を練り歩くのは、日本でも知れ渡るところだと思います。ハロウィーン(10月31日)は祝日ではないため、学校も仕事もあるのですが、実はハロウィーンは小さい子供のためだけでなく、若者から大人までもが愉しむ、一大イベントです。

Halloween

若い学生たちは、仮装パーティーや、お墓などへ行って肝だめし。大人はおとなで、BARのハロウィーンパーティーに参加したり、前後の週末に友人を自宅に招いて大はしゃぎ。米国三大イベント(独立記念日・感謝祭・クリスマス)とは違った軽いノリで、ハロウィーンを愉しんでいます。

Halloween

年間を通しての季節的行事に乏しいアメリカですが、秋は毎月末に大きなイベントが目白押しです。

一番バッターは10月末のハロウィーン。そしてハロウィーンが終わると、本格的な秋らしい室内装飾をし、クリスマスギフト用のショッピングリストを作り始めます。

二番バッターは、日本人に馴染みの薄いサンクスギビングデー(11月第4週木曜日)。この週末は、アメリカ人にとって、ある意味クリスマス以上に重要な週末です。その理由を書き始めると長くなるので割愛しますが、アメリカ文化を語る上で外すことのできないビッグイベントです。

そして、Thanksgiving weekendが終わると、街はクリスマスデコレーション一色。年の瀬を感じ始めます。

2010年も残すところあと2カ月強。いよいよ、せわしなくなってきました。

Trick or Treat

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銀閣寺Part2

(前号からの続き)

銀閣寺 苔庭

銀閣寺の庭園は、苔寺として有名な西芳寺を模して造っただけあって、苔庭がとてもきれいです。

銀閣寺全貌

順路の最頂点からは、銀閣寺の全貌、そして正面には吉田山が見えます。

哲学の道散策もいよいよクライマックス。銀閣寺の絵ハガキには必ず出てくる、お約束の撮影スポットです。

 

おなじみの構図です。でも、 この画像、ちょっと歪んでいることに気が付きました?気付かれた方は、PCモニターを逆さまにしてみてください。デスクトップの方は、、、すみません、ご自身が逆立ちしてみてください。

ベタなトリックショットを自慢げにアップして恐縮です。。。記念写真含め、周囲はみんな建物に向かって写真を撮っている中、私一人だけ池に向かって無心に写真を撮っていましたので、周りからは怪訝な顔でみられました。。。

一時間半、ゆっくり銀閣寺を拝観し、時計を見たら午前10時過ぎ。団体客はまだいませんが、入口付近はかなり込み合い始めています。優雅な時間の余韻を残すため、そろそろ銀閣寺を発つことにしましょう。

朝の7時過ぎに、哲学の道の起点を自転車で出発して約3時間。詫び寂びの世界に触れながら、自然と自問自答を繰り返すことになる貴重な3時間でした。これを毎日繰り返したら、私のような凡人でも悟りが開けるかもしれません^^

The end.

銀閣寺 抹茶

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銀閣寺 Part1

(前号からの続き)

哲学の道の散策を終え、いよいよ最後の胸突き八丁、「銀閣寺道」の坂道です。観光客でごった返し、商魂たくましいお店が並ぶこの参道。普段は滅多に通りません。幸い時間はまだ8時15分。朝日の後光が差す、東山慈照寺へ向かう銀閣寺道。自然と気分も高揚します。

銀閣寺道

銀閣寺は臨済宗のお寺です。仏教の教えについては、恥ずかしながらよくわかりません。宗派の違いも全然理解していませんが、いろんなお寺にいってみて、自分の好きなお寺の宗派を調べてみたら、臨済宗が多数を占めていました。

興味を持ったので、臨済宗を調べてみました。禅宗であることぐらいは分かったのですが、「仏性」やら「公案」やら、教義については何のことやらさっぱりわかりません。でも、臨済宗が創りだす空間の世界は、なぜか心で感じるものがありました。

 

臨済宗のお寺は、どこも非常にシンプル。人目を引くモノは殆どありません。無駄を一切排除した空間ですので、心に雑念があると、単なるつまらないお寺の風景に成り下がります。

臨済宗 火灯窓

では、修行を積んでいない私の心から、雑念を追い払うのに一番最適な方法は?意外と簡単、早朝に行き、その空間を独り占めすればよいのです。私が対話したい空間と一対一で向き合えば、禅問答初級コースは始まります。

人気(ひとけ)のない銀閣寺の本堂に腰かけ、心を空っぽにして庭園を眺めていると、そこはもはや単なる有名なお寺の庭ではありません。ひとつひとつを緻密に計算しながら余計なものを全て排除し、「これ以上削れない」というモノのみ残して創られた、偉大なアート作品であることに気が付きます。それは、国宝級の芸術作品以外のなにものでもありません。不朽の名作を残した小津安二郎の世界も、ひょっとしたら禅の宇宙感から来ているのかも知れませんね。

To be continued…

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法然院

法然院 茅葺き山門

(前回からの続き)

哲学の道すがら、是非横道に逸れてほしいのが、ここ法然院。哲学の道からは登り坂を歩かなければならないからか、紅葉の季節以外は人影まばらです。

坂を登り終えると突如現れる、威風堂々&詫び寂びの効いた茅葺き山門。とってもおいしい風景です。

法然院 白砂壇

山門をくぐると、白砂壇(びゃくさだん)という、読んで字の如くなオブジェが左右一対でお出迎え。コンセプトは枯山水ですので、この壇も水を表しているらしい。白砂壇が左右に並んだ間の石畳を通ることで、参拝者の心身をまずは清めてくれます。

それにしても、むっちり美味しそうな形状です。この巨大ババロアに、思わずスプーンを入れて食べたくなるのは、私だけでしょうか?

 

この週末は講堂で、陶器の個展が開催中。入り口の庭に飾られた陶器と苔のグリーンが、とても美しく調和していました。

庭は小さく、5分程度で周れる大きさです。とても京都らしい法然院の拝観料は、なんと無料。規模やロケーションから、主役を張ることは難しいでしょうが、哲学の道や銀閣寺への訪問者にちょっとした心の安らぎを与えてくれる、名脇役です。

 

再び哲学の道に戻り、一路銀閣寺へ。

銀閣寺に近づくと、道沿いにお店がチョロチョロ出始めます。

哲学の道 お地蔵さん

10体ほど並ぶお地蔵さんが出てきたら、ゴールはもう目と鼻の先です。

To be continued…

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Philosopher’s Path

京都の有名どころは殆ど行き尽くしたので、次回は観光客とは会わない隠れ家的スポットをお探しの方。今日は、私の好きなスポットのトップ5に入る、とっておきの『ここだけ情報』をお伝えします。その名も”Philosopher’s Path”。 そこを訪れれば、貴方も悟りを開けるかも。

まず、穴場スポットの画像から。こんな感じのところです。

Philosopher's Path

日本名は「哲学の道」。えっ、そんな超有名スポットは、もちろん既に行ったことあるって?しかも、哲学の道は言うほど大したことなかった?

では、お尋ねします。そこを歩いた時間は何時頃でしたか?大半の方は、休日の10時~17時の間での回答だと思います。そこがポイント!哲学の道は、春夏秋冬いつ散策しても素晴らしいですが、陽光が優しく且つ人がまばらな時間帯であることが必須です。早朝であればあるほど、悟りの境地は深まります。(これは、哲学の道に限らず、京都の人気スポット全てに言えることですが。。。)

観光客で賑わう休日の日中。ここは単なる「銀閣寺に通じる砂利道」です。しかし、早起きは3文の得。早朝だけに見せるその顔は、全くの別人なのです。

お勧めモデルコースは、朝6時半前(自転車の場合は7時過ぎ?)に若王子を出発し、銀閣寺が開門する8時半までには銀閣寺に到着する、早朝散策です。それでは、哲学散策、はじまりはじまり。

哲学の道 のら猫

出発して直ぐに、のら猫が集まるスポットがあります。賛否は別として、人慣れしていているので一緒に遊べます。

大豊神社 狛ねずみ

道すがら、大小いくつかの神社や寺院があります。まずは、狛犬ならぬ狛ねずみの守護神で有名な大豊神社にお参りを。ねずみさんも、しっかり阿吽(あうん)の呼吸で参拝者をお出迎え。(口の形に注目!右のネズミが、始まりを意味する「あ」を発声。左のネズミが、終わりを意味する「ん」を発声しています。)

托鉢中のお坊さん

そして、早朝散策で何よりうれしいのは、托鉢中のお坊さんにときどき出逢えること。「お~~ぅい」(?)というような言葉を、オペラ歌手顔負けの渋くて深い低音を響かせながら、この辺りを托鉢しています。

To be continued…

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Welcome to Autumn!


Welcome to Autumn

つい最近秋になったと思って暦を見たら、実はアッという間に秋が半分既に過ぎていました。

今週からは、秋の後半戦。今年の冬は寒いらしいので、今のうちにしっかり遊んでおかないと。

京都の秋

京都の秋

京都の秋は、見どころ満載です。天敵の蚊がいないお寺巡りも良し、郊外へのサイクリングも良し。また京都は、大都市東京や大阪と違い、車で20分も走れば自然豊かな環境で秋を満喫できます。

そして、今秋密かに楽しみにしているのが、友人からの松茸便り。

長野に住む友人が、松茸山に入山し松茸狩りをする権利を、今年の入札で仲間と一緒に落札したのです。落札権利価格は、何と百万円以上。一本一万円程度で売れるらしいので、百数十本が損益分岐点。入札時には、その年の収穫レベルは分かりません。松茸山入山権は、丁か半かの大博打。正に「山師」です(長野では、「キノコ師」というらしい)。

豊作だったら戦利品を沢山送ってくれるということですが、今のところ連絡はありません。

焼き松茸に土瓶蒸し。松茸ごはんにお吸い物。松茸のフルコースで、天高く馬肥える秋を満喫するのが待ち遠しい今日この頃です。

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ガラパゴスなトイレについて

 

上海万博も残すところあと半月。万博では、INAXの世界一心地の良いトイレが、人気を集めているらしい。

至れり尽くせりのトイレに慣れた日本人には高い評価が付くでしょうが、このトイレ、中国人始め、他の外国人には恐らく「ふーん、面白いね」で終わってしまっているような気がしています。

東司(とうす=禅寺のトイレ)

話はちょっと飛びますが、「海外在住日本人100人に聞きました。日本から海外の家に持っていきたい製品は何ですか?」で、間違いなく圧倒的1位になるのは何だと思いますか?それは「洗浄機付きトイレ」なのでした(少なくとも、私の周りではそうでした)。日本では家庭内普及率が70%を超え、今や私たちの生活には欠かせない設備ですが、海外では先進国でも普及率は依然ゼロ。高級ホテルにもありません。というか、彼らの感覚では「そんなことまで機械に頼らなくてもいいだろう」というモノのようです。

 

洗浄機付きトイレを日本出張時に使った在米アメリカ人の友人と、一度議論になりました。「あんな便利で清潔な機器。どうして家に欲しくないの?」という私の問いに対し、「じゃあ聞くが、自動洗車機(カーウォッシュ)と同じような、立っていれば体を勝手に洗ってくれる全自動シャワーも日本人は欲しいのか?」との回答。清潔感に対する感覚の違いがあるにせよ、このコメント、何か妙に納得させられました。

ウォシュレットも、日本が誇る世界最先端のガラパゴス技術で終わってしまうのでしょうか。。。

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What is Wabi-Sabi?

初日を除き、好天に恵まれた先週の3連休。ドイツで一緒に仕事をしていた友人家族2組(ドイツ人家族&日本人家族)が、京都へ遊びに来てくれました。

ドイツ人の友人は、日本に何度も来ている日本通。職業は細部にこだわる工業デザイナー。日本文化に興味があり、しかも論理的なドイツ人ときているので、ちょっとした質問に対してもいい加減な回答は出来ません。そして、到着日早々に議論となったのが、「詫び寂びとは何か?」「禅と詫び寂びとは何が違うのか?」「yin and yang(陰陽)との違いは?」について。

「Yin and yangは中国の教えだから、中国人に聞け!」と逃げましたが、「詫び寂び」は紛れもなく日本人固有の文化。しかも私はまかりなりにも京都に住んでいる以上、答えられなければ恥ずかしい。とはいうものの、曖昧模糊とした感覚的なイメージしかありません。結局、「私も明確にわからないので、一緒に解を探しに行こう」というお茶を濁した回答で、取り敢えずはその場をしのぎました。

ということで、2日目は京都最古の禅寺である建仁寺に、早速足を運びました。

詫び寂びとは?

詫び寂びは、建仁寺へ行っても、古い茶室へ行っても、なんとなくわかったようなわからないような。。。一方、色々と考えてみると、私たち日本人がわかったようでわからないからこそ、詫び寂びのセンスが存在するような、正に禅問答みたいなものなのかもしれません。

建仁寺

それにしても、ドイツ人はホント議論好きです。几帳面さとルールを遵守する点が日本人に似ているため、その類似性についてはよく引き合いに出されるところです。一方、決定的に違うなあと感じるのは、彼らは論理的な思考を小さい時から徹底的に叩き込まれ、モノゴトの白黒をはっきりさせないと納得がいかない国民性。それに対し、我々日本人は曖昧さを美徳とし、相手を傷つけないオブラートに包んだ表現を良しとするお国柄。しかも、とりわけ京都は曖昧度合いが特出して高い土地柄です。

ということで、「日本人の美的感覚を象徴する詫び寂びも、白黒はっきりした定義付けをすることを、われわれ日本人は良しとしない。日本で生まれ育った私たちが、質素で静的なモノの中に美しさを感じる官能的なセンスゆえ、詫び寂びを言葉で説明するのは不可能だ」という論法で、友人の厳しいツッコミからは逃げておきました^^

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世界でたった一つのパン屋さん

日本には、約1万5千軒のパン屋があるそうです。そして先日、日本で、否、世界で唯一となる、とても独創的なパン屋さんに行ってきました。

何が世界でたった一つかと言いますと、そこのお店はとても画期的なパンの陳列台を、世界で初めて採用したのです。

デザイン的な「WOW!」のみならず、機能的にも革新的な発明品。全国1万5千軒のパン屋さんは、パン底の型くずれ、パンの下に敷く紙の油汚れやパン屑の問題、そして毎日のお手入れで、お悩みだったらしいのですが、この陳列台はいとも簡単に全て解決してしまいました。

それでは、そのパン屋さんが採用した、世界初のパン置き台をお披露目します!

世界初!ブレスエアーパン置き台

そうです!その世界初の陳列台とは、ブレスエアー製のパン置き台です!

今回の案件を、デザイナーをしている友人の紹介で伺った時、正直驚きました。高級寝具用素材ゆえ、人間様でも中々横たわることが出来ないブレスエアーに、まさかパン様が優雅にお寛ぎになるとは!今までにない、高反発で蒸れない座り心地に、おさつハニーさんもご満悦のご様子でした。

Panscape 京都二条駅前店

空間デザイナーで世界的に著名な吉岡徳仁氏が、ブレスエアー素材からパンを想起され、「PANE Chair(パンチェア)」という作品をブレスエアーで創られたことがありました。氏がNHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀」にご出演された際、PANE Chairに座って心地よさそうにトークされていましたが、この陳列台こそ真の”PANE Chair。”   この陳列台マットを商品化する際、”Genuine PANE Chair(真のパンの椅子)”と命名したら、やはり怒られるでしょうか?

Genuine PANE Chair???

 最後に、今回のプロジェクト実現に当たり、多大なるご協力を頂いた方たちを、お礼も兼ねてご紹介させて頂きます。

*PanscapeオーナーKさん: 石窯で焼いたバゲットは、外がカリカリ、中がモチモチ。最高に美味しかったです http://www.panscape-kyoto.jp/index.html

*デザイナーAさん: 飲み友達&爽快潔リビングWEBデザイナー&ブログの師匠。石窯バケット同様、Aさんの仕事も外(作品)は尖がりカリカリ、中(人間味)はモチモチ柔らかく、最高のデザインパートナーです http://www.amata.jp/mt/

*一級建築士Iさん: 新進気鋭の若手アーキテクト。数年後には確実に有名になっているので、建築デザインのご用命は今のうちに!http://ninkipen.jugem.jp/

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Mosquito-Freeな国

ブログを始めて早や1ヶ月半。京都の町を練り歩くのが、毎週末の日課です。地獄の夏から天国の秋に移り、今は撮影もホント楽しく出来るようになりました。何が一番幸せかというと、夏の間は絶対家に忘れることの出来なかった必須アイテム2点を、ようやく携帯せずに済むようになったことです。

その、携帯したくない必須アイテムとは?

 

 そうです。虫よけスプレーと虫さされ薬の2点セット。京都ということで、神社仏閣へ撮影に行く機会も多く、また陽の光と気温の点から朝夕に出かけることが多いのですが、その時間帯は「飛んで火に入る夏の虫」のように襲撃されます。

蚊取り線香 in 建仁寺

 個々人の体質によって虫さされの痒み度合いが異なるようですが、地域によっても蚊の痒みが違うのをご存知でした?

赤道直下のインドネシアで刺された時は、強烈に痒かったです。香港やフィリピン等、熱帯気候の蚊も相当のツワモノ。刺された痕が3-5日間ほど残ります。一方、ドイツ北部やカナダの蚊は貧弱でしたね。飛びかたにも元気がなく、痒みの液(?)もちょこっという感じ。思わず「頑張れ!」と応援したくなるほどです。

そして、有史以来人類の天敵である「蚊」から逃れられる、そんなパラダイスな世界はないのでしょうか?北極には恐らく蚊はいないでしょうが、実は赤道直下の或る国も、意外や意外、モスキートフリーな国だったのです。

大きな政府で成果を上げているシンガポールは、国民に大きな危害を与えることになる「ドラッグ」「チューイングガム」、そして「蚊」の撲滅に、国を挙げて躍起になっています。チューイングガムにそこまで神経質になるのは正直よくわかりませんが、「蚊」の撲滅は非常に大切です。気候的にマラリヤやデング熱が感染しやすい土地ですので、ボウフラの発生を助長するような杜撰な水管理に対して罰金刑が科されます。

もちろんゼロというわけにはいかないでしょうが、少なくとも私はシンガポールで蚊を見た記憶がないくらい、モスキートフリーです。シンガポールのフォトグラファーは幸せ者です。

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太陽の帝国

岩倉実相院の蓮

岩倉実相院の蓮。何気なしに撮ったんですけど、家に帰って気がつきました。蓮の実って、E.T.だったんだと。今はまだ緑色だけど、秋が深まって茶色になったら、絶対E.T.ですよね。

E.T.の生みの親は、もちろんS.スピルバーグ。円熟味を増した後期作品のプライベートライアンやCatch me if you canも良かったですが、初期の大ヒット作品であるE.T.、未知との遭遇、そしてインディー・ジョーンズシリーズは、映画の素晴らしさを純粋に感じることができた、心に残る秀作だと思います。

名作揃いのスピルバーグ作品の中、私が一番好きな作品は、実は「太陽の帝国(1988年)」という興行的に失敗した無名映画です。第二次大戦時、租界地上海で生きる英国人少年の姿を描いたヒューマン系の映画なのですが、展開がどちらかというと静的かつ冗長的な上、2時間半を超える長時間映画ということで、話題にすら殆ど上らなかった映画です。

映画封切当時、中国への貧乏(バックパック)旅行からちょうど戻ってきたばかりということもあり、冒頭のシーンから完全に感情移入をして鑑賞開始。ガラガラの映画館で、一人微笑み、哀しみ、涙を流した2時間半でした。幼い少年が精神的に自立していく過程を描いたストーリーも良かったですが、租界地上海を、そしてスピルバーグの好きな空と太陽を情緒的に描いた映像がとにかく美しかったです。

私にとって、「絶対映画館で観たい映画」の一本です。

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