カテゴリー別アーカイブ: 京都

9 hours (ナインアワーズ)

旅の思い出に華を添える宿泊施設。日本の古都京都には、毎年1,500万人(=毎日なんと4万人!)の観光客が宿泊しています。米国系リゾートホテルや憧れの俵屋旅館から、簡素なビジネスホテルまで、その多様さでは東京にも負けないレベルの幅広いセレクションを、京都では選択できます。 そんな京都にも、否、日本全国探しても、いやいや、世界中のどこを探してもない世界初のホテルが、昨年12月京都のド真ん中にオープンしました! それは何かと言いますと、私たちの想像の域を超えた、今までに見たことも聞いたこともなかった、カプセルホテルの誕生です。 「カプセルホテル」といえば、終電乗り過ごした酔っ払いのサラリーマン男性が、寝るためだけに使う簡易宿泊施設ということで、相場が決まっています。ガード下の飲み屋、学生街の大衆食堂と同様、ごく一部の人しか足を踏み入れることができない、特殊な空間です。 カプセルホテルの利便性と価格には魅力を感じるものの、衛生面や快適性で躊躇する多くの日本人や外国人旅行客。そんな潜在需要を掘り起こすべく、従来の常識を覆して立ち上げたのが、このナインアワーズです。 「安かろう、悪かろう」「デザイン性ゼロ。最低限の機能さえ発揮できればOK」という、従来型カプセルホテル。対してナインアワーズは、若い女性も安心して快適に利用できる宿泊環境をコンセプトとしています。2010年度のグッドデザイン賞を受賞するレベルの、それはそれは洗練された空間です。 そしてナインアワーズが凄いのは、その特出したデザイン性だけでなく、快適に過ごせるための設備にもしっかりお金をかけているところ。それが証拠に、カプセルベッドのマットには、何とブレスエアーが使用されています!ブレスエアーマットレスの厚さは、一般的に50mm前後が主流の中、ナインアワーズでは贅沢にも70mmのブレスエアーを使用しています。銘柄も、寝心地と耐久性を重視した、ナインアワーズ専用の特別仕様。高弾性だけど硬くない、絶妙な寝心地です。お客様の目に直接触れることのない、ベッド用マットレス。そんな部分にも高額なブレスエアーを使用するところに、ナインアワーズのこだわりを感じます。 (ブレスエアーに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。http://www.soukaiketsu.jp/user_data/point.php) 9 hoursがオープンしたのが昨年12月。ちょうど1周年を迎えたところです。 今回縁あって、ナインアワーズの又野様に色々とお話を伺うことができました。 まずは気になる客層ですが、欧州人を中心とした外国人が半数以上のようです。欧州の主要デザイン雑誌に取り上げられていることで、欧州からの宿泊客は引きも切らない模様。また、当初心配していた女性宿泊客も安定して伸びているようです。他では決して経験できない、この宇宙船のベッドのような異次元空間での宿泊体験は、多くの外国人客や女性客を魅了してやまないようです。 カプセルホテルの場合、酔っ払いのお客様が多いこともあってトラブルが絶えないのが通例らしいのですが、ここの宿泊客は品行方正で、今までのところトラブルは皆無ということでした。 ナインアワーズは、その卓越したデザインで有名ですが、実は今回訪問して一番感銘を受けたのが、スタッフの方たちの対応です。スタッフの方たちの温かいおもてなし精神が、お客様からのクレームが非常に少ない一番の理由なのでしょう。 そして、寝心地に対する、お客様のご評価は? その質問に対し、お客様からの評判が大変良いことを又野様から間髪いれず即答頂き、ホッとしました。又野様ご自身含め、スタッフの方たちからもブレスエアーの寝心地をご評価頂けているとお聞きし、一安心です。 お客様の利便性を少しでも高めたいということで、1時間単位でご利用頂けるサービスもご提供されているようです。通常の宿泊だけでなく、終電を逃した際に数時間だけ仮眠する空間として、また昼間にシャワーを浴び、ちょっとだけ横になりたい時にも、手軽にご利用いただけるようです。 歴史と格式を誇る古都京都。その地に、新しい文化として誕生した、清潔感あふれる純白な”9h”の異次元空間。次回京都へお越しの際は、是非是非check it out! nine hours: 京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町588 http://9hours.jp/

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

Autumn in Kyoto Part II

第二回目の”Autumn in Kyoto”は、11月中旬~12月上旬までの京都です。 今年の秋は、例年通り勤労感謝の日(11月23日)前後が、多くの紅葉名所で見ごろとなりました。 ほんの一瞬のはかない輝きが、多くの人たちを魅了します。  賑やかな秋の宴に終わりを告げ、京都は静かに冬支度を始めます。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

The 8th of December

12月8日は何の日か?太平洋戦争開戦の日でもあり、釈迦が悟りを開いた日でもあります。しかし、私にとっては、生涯忘れることのできない人物がこの世から去った日として、深く心に刻まれています。 私とビートルズとの最初の出会いは、どこにでもある平凡な話。小学校高学年の時、自宅にあった赤盤(1962-1966年までのベストアルバム)にハマったのがきっかけ。メロディーメーカーのポールの旋律が好きで、その後、ウィングスの大ファンへと昇華。ジョン・レノンの音楽は、中学校低学年の少年には少々難しかったです。大人っぽいジョンの歌はカッコいいのだけど、心に響くのは、やはりポールの作品。 「ポールより、やっぱジョンだよな。」、そんなキザなセリフを友達に言いたいなあと思っていた矢先に訪れた、1980年12月8日の悲劇。 中学校時代は、ビートルズを中心としたブリティッシュロック一辺倒だった少年も、次第に音楽の幅を広げ、大学時代はジャズとラテン系へと転身。あれだけ好きだったロックやアメリカンポップには見向きもしなくなりました。但し、ジョンの作品だけは例外中の例外。音楽の嗜好がどれだけ変わろうと、ジョンがローテーションから外れたことは今まで一度もなく、恐らく一生聴き続けることでしょう。 1993年12月8日。今から17年前の、とてもとても小さな出来事。けれど、私には一生忘れられない思い出です。そう、ジョンが亡くなってからの念願だった、ジョンの命日にダコタハウス(ジョン最期の場所)でお祈りを捧げる願いが叶った日なのです。 ニューヨーク市マンハッタン。小雨がしとしと降るミッドタウン。偶々出張でNYを訪れていた私は、仕事を終えた後、会社の先輩に無理を言ってアッパーウエストサイド経由でホテルへ戻ってもらうことに。近くで花を買ってタクシーに乗り込むと、イエローキャブのラジオからはジョンの歌声が。スペイン語訛りの陽気なドライバーは、「今日は朝からビートルズの曲ばっかりで、うんざりしてくるよ。お前もジョンの追悼に行くのかね?」 我々がダコタハウスの前に到着したときには、アパートの前には既に沢山の花束が。タクシーを降りて、ジョン最期の場所に花を置くと、ジョンにまつわる様々な思い出が、走馬灯のように去来しました。FMでBEATLES特集をエアチェックしまくった中学校時代、血相変えてジョンの訃報を伝えてきた母親の声、ライナーズノートを見ながら必死に英語の歌詞を覚えた高校時代。 “In my life”を頭の中で聴きながら、13年分の合掌を捧げた、17年前の12月8日。まるで昨日のような出来事です。 2010年12月8日。今日は、John Lennon、30回目の命日です。                        In my life (Lennon/McCartney) 思い出す場所があるのさ これまでの人生で 変わってしまった場所もあるけど 永遠の場所もあるさ いい事なのか別にしてさ なくなった場所も 残っている場所もある こういった場所すべてに それぞれの瞬間がある それにまつわる恋人や友達を 僕はいまだに思い出せる 死んだ人もいるよ 生きている人もいる 僕の人生で 僕はその人たちをみんな愛していた There are places I’ll remember All my life, though some have changed Some forever, not … 続きを読む

カテゴリー: 京都 | 3件のコメント

Autumn in Kyoto Part I

「心の琴線に触れる秋。」 私にとって今年の秋は、そんな秋でした。 初秋の頃は、「ブログで秋をどう紹介しよう?」という、少々義務的な、そしてカメラフレーム目線で京都の秋を覗いていました。今から思えば、何ともったいない。 そんな浅はかな訪問者に対しても、京都の秋は寛容に迎えてくれて、刻一刻、そして日々変わる美しい表情を、惜しげもなく見せてくれたのです。 そんな京都の秋の奥深さに、知らず知らずのうちにのめり込んでいた私。秋の後半戦頃からは、毎週末が未知への旅に出るときの、ドキドキワクワク感で一杯でした。 そんな、心ときめく秋の発見も、そろそろ終わりに近づいています。 心で感じることのできた京都の秋を、2回に分けて皆様にお届けさせて頂きます。 第一回目は、11月中旬ごろまでの秋を集めてみました。 To be continued…

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

祇園精舎の鐘はどこ?

  「諸行無常」 この4文字を唱えただけで、何とも言えない虚脱感、栄華のはかなさ、そして驕りに対する戒めの気持ちを起こさせてくれる、和文最高峰の日本版(インド版?)4字熟語。 先日、人気(ひとけ)の少ない日曜の夕方に祇園を散策していたところ、物悲しい鐘の音が「ゴ~~ン」と鳴り響きました。パブロフの犬の如く、「諸行無常」なブルーな気分に落ちてしまった私。同時に、ふと思いました。「ところで、祇園精舎ってどこだろう?」と。 みなさん、どこだと思います? 私が真っ先に思い浮かべたのは。。。そう、祇園の氏神である八坂神社。 でも待てよ、神社に鐘はないだろう。じゃあ、祇園地区にある建仁寺? でも、建仁寺は鎌倉時代の建立で有名なお寺だったよなあ。しからば八坂の塔ですか? さて、祇園精舎はどこでしょう? 正解をWIKIで調べて、驚きました。祇園精舎って、インドにあったんですね。お恥ずかしい無知を曝け出し、情けない限りです。 開き直る訳ではありませんが、祇園精舎がたとえインドだったとしても、平家物語の滅びの美学は、やはり日本人にしか解らない美しさですよね。 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 、盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず 、ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 、偏に風の前の塵に同じ

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

今日から師走

ブログの執筆効果で(!?)、今年の秋は今までの一生分くらい、京都のあちこちの紅葉スポットを巡りました。身動きできないくらい混んでいる永観堂から、無名な近所の神社まで精力的に廻り、恐らく数十か所は京都の紅葉スポットを愉しませて頂きました。 そして、私の独断と偏見で選ぶ、2010年マイベスト紅葉スポットは? 洛北一乗寺にある円光寺は、バランス感覚に優れた、とても印象的なお寺さんでした。 一乗寺の2大スポット詩仙堂&曼殊院の中間点に位置する円光寺は、山間の細い道沿いにひっそり佇む、こじんまりした禅寺。すいているのかなあと思いながら、日曜日の午後に訪れたところ、意外や意外(失礼!)、相当な混雑ぶりでした。 私が訪れた時期が紅葉のピークだったという要因も多分にありますが、庭園に入った瞬間、何とも言えないワクワク感で胸が掻き立てらるオーラを放っていました。  本堂から望む庭も息を飲むほど美しいのですが、私が気に入ったのは、注意をして見ないと気付かない、小さな秋の演出物です。 ここの庭には立派な杉苔も生え、落ち葉フェチの私には、紅黄緑の彩りも堪りません。 正に、紅葉が織りなすMilky way(天の川)です。 今日からは、教師も走る12月。コートが必要な季節になりました。

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

端役脇役たちの秋

紅葉もいよいよクライマックスを迎えてきました。 京都の神社仏閣が、一年で最も輝く時。1年間貯め込んできたマグマを噴出させるかのように、一気に染まった深紅のワインカラーで、訪れた人たちを酔わせます。 主役の真っ赤なもみじたちも、訪問者から賞賛の声とシャッターシャワーを一身に浴び、陶酔の世界に入っています。 それはそれで、もちろん美しいです。一方、あまのじゃくの私は、光り輝く紅葉より、人知れず枯れ落ちた無数の葉っぱに心を奪われてしまいます。 観光名所では、落ち葉はサッサと掃かれ、焼却処分されます。それ以外のところでは、通行人に踏みつけられか、静かに地に戻るのを待つ、悲しい結末です。 確かに朽ちた葉っぱたちは、劇的な秋のエンディングを演出するためのエキストラ的な存在なのかもしれません。 でもそこには、それぞれの滅びの美学、散る美学があります。 そして、朽ちたと思った脇役に再びスポットライトを当ててあげると、彼らは残されたすべての力を振り絞り、最後の輝きを取り戻します。 そして、滅びの美学、散る美学が集結した時、それは晩秋を飾る美しい芸術作品として、穏やかに天に召されるのでした。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

Home Sweet Home

日本在住のアメリカ人の友人が、今週、故郷へ年に一回の一時帰国をしました。 我々の感覚だと、「エッ、なんでこんな中途半端な時期に?どうしてクリスマス~正月の時期に帰国しないの?」と思うところですが、実は今週末はアメリカ人にとって、特別な週末。そう、Thanksgiving weekendなのです(日本名:感謝祭)。起源は、入植者たちが秋の収穫を授けてくれた神の恵みに対し、感謝を捧げる宗教的行事だったようです。 そして今は、親族が一同集まり、伝統的なThanksgiving Dinnerを家族全員で晩餐する、アメリカ人にはとても重要な家族の日。(七面鳥を食べるので、Turkey dayとも言われます) 感覚的には、日本の年末年始、中国の春節と似た雰囲気です。 したがってこの週は、アメリカ全土で民族大移動。高速道路も空港も大渋滞です。(古い映画ですが、「大災難P.T.A.」という、私の大好きな映画があります。スティーブ・マーティンと今は亡きジョン・キャンディーの名演による、感謝祭をテーマにしたドタバタ帰郷コメディー。米国の感謝祭ウィークの様子も分かり、お勧めです。) この週末は、家族全員大集会という一大イベントに加え、実はもう一つとても重要なイベントがあります。家族で厳粛な(?)食事を終えた翌日金曜日(Black Friday)から、3週間に渡る熾烈なショッピング週間が始まります。そう、クリスマス商戦開始のゴングが鳴らされるこの週末は、家族皆でショッピングに繰り出すのです。 クリスマスギフトになるような一般消費財の場合、Black Fridayからの3週間の売り上げが、年間売り上げの40%を占めるほどです。したがって、その年のクリスマス商戦を占うことになるBlack Fridayの週末は、小売業や一般消費財メーカーにとって、一年で最も重要な週末。週明けに報告される各小売店からの店頭消費結果は、ドキドキものです。 そしてThanksgiving weekendが終わると、アメリカ全土がクリスマスムード一色に染まり、季節はいよいよ冬に突入です。 私が京都で紅葉のピークを満喫している頃、帰省したアメリカ人の友人は、両手一杯にショッピングバッグを抱えていることでしょう。 それぞれの霜月、それぞれの秋の締めくくり方です。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

日本全国ゆるゆる神社の旅

ご存知の方も多いと思いますが、ブレスエアー素材専門のネットショップ「爽快潔リビング」を、私たちは今年の夏に立ち上げました。 そして、”Team爽快潔リビング”の一員としてイラストをご担当してくださった鈴木さちこさんが、この度新刊本を出しました! ネットショップ立ち上げに際し、私が担当した役割は、ショップのコンセプトメイクとショップ内のテキスト作り。自分なりにはそれなりの仕上がりになったと内心誇らしげに思っていたところ、ショップをご覧いただいた方々は一様に、「イラストがカワイイ!」「デザインがお洒落!」「キャラクターのグッズが欲しい!」等々、私の役割と関係ないところばかり褒められ、少々凹んでおります。  まあ、冷静に考えれば、ショップ内のイラストに注目が集まるのは当然のこと。実は、イラストレーター&ライターの鈴木さんは、CMでお馴染の「きのこ組」のイラストや、全日空機内誌「翼の王国」での連載もお持ちになるほどの実力派アーティスト。”Team爽快潔リビング”の一員と呼ばして頂くには、少々おこがましいほどの方だったのです。 さてさて、私の独断と偏見による、鈴木さんの新刊本の感想は? 導入部からググッと引寄せられ、一気に読み終えました。そして読後に腹の底から湧きあがってきた率直な感想は、ただ一言。「むちゃくちゃ面白い!!!」 イラストをふんだんに使ったマンガ形式による神社訪問記ですので、とても読みやすい内容です。そして、この本のスゴイところは、イラスト中心の本でありながら、サーッと絵を眺めて終わるだけの軽小短薄な本ではないところ。日本古来の慣習など、難解だけれど奥の深い内容を、鈴木さん一流のユーモアとウィットを交えて書き綴っているので、知的好奇心をくすぐられながら文章に深く読みいってしまうのです。 多くの日本人にとって、神社は物理的には近くにありながら、精神的には何か遠いところにあり、意識的には存在感すらないような気がします。この本は、そんな私たちに意識改革を迫るような、教義的な本では全くありません。神社の素顔を軽快なタッチで知ることで、神社が少し身近に感じられ、思わず近所の神社に「ご無沙汰してました」と挨拶に行きたくなるような、ゆるゆる系の楽しい本です。 「日本人に生まれてきた以上、もうちょっと神社のことを知りたいなあ」と何気に思われている方、絶対お勧めです。 アートの世界に身を置く鈴木さん。そんな華やかな世界と神社は対極にありそうなのですが、実はもっと凄い事実があるのです。そう、彼女は自他共に認める鉄道オタクな女子、a.k.a.、「鉄子」なのでした。何を隠そう、私も「鉄男」で、小学生のころは日本交通公社(現JTB)の分厚い時刻表で日本全国を空想旅行していた、暗い少年だったのです。 そんな鉄男の私にはタマラナイ一冊がコチラ。既に絶版なので、マニアには垂涎モノのプレミア本です。 「京都もいいけど、お気に入りの文庫本を持って、ぶらりゆらゆらと鉄道の旅に出たいなあ。」 そんな気分にさせてくれる、オススメの一冊です。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

等持院

京都の紅葉も、いよいよ大詰めを迎えました。紅葉情報では、多くの名所が「紅葉見頃」となり、好天に恵まれた先週末は、何処へ行っても「人、人、人」という感じでした。 紅葉ピークの先週末。残念ながら、所用で朝の数時間しか自由時間が取れませんでした。廻れてせいぜい数か所。厳しい選択肢の中、私が先週選んだスポットは「等持院」でした。 理由は単純。1.行楽シーズンでも空いていそう 2.家から比較的近い 3.行ったことが無い 4.臨済宗の禅院でよさそげ 結果は大正解!天竜寺を建立した足利尊氏が建てたこともあり、広い天竜寺のエッセンスを凝縮したような雰囲気を漂わせています。紅葉は正にピーク。そして、真っ赤な紅葉を一人占めです。 縁側から眺める枯山水の庭も素敵でしたが、何が素晴らしいかと言えば、庭に直接降りて散策できる、夢想疎石作庭の庭園。 ひっそりと佇む真っ赤なもみじを、心ゆくまで堪能できる贅沢な時間。自分だけの秋を見つけた気分です。  等持院 (臨済宗天龍寺派) 京都府京都市北区等持院北町63

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

几帳面

几帳面 続きを読む

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

コーヒー紅茶って、知ってます?

コーヒー紅茶って、知ってます? 続きを読む

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

曼殊院

京都の昔からのお金持ち、農業を営む牧歌的な農家、そして個性的な書店や雑貨屋が混在した、一乗寺・修学院界隈。この界隈独特のスローなテンポが好きで、よく自転車でフラフラしています。 この界隈での有名スポットといえば、詩仙堂と曼殊院。曼殊院はキツイ上り坂を登りきらなければならないので、途中でリタイアすることが多々ありますが、先週末は頑張って朝イチで行ってきました。 ここは紅葉で有名ですが、ピークまであと1~2週間といった感じです。 縁側からしか庭園を眺めることができない有名寺院が多い中、ここは屋内にも入室可なので、畳敷きの部屋から障子越しに、庭を鑑賞することができます。屋内と屋外のコントラストが生まれ、庭の立体感が映えます。 朝イチが幸いし、11月の休日だというのに、人影はまばら。静寂の中で詫び寂びを堪能する、贅沢な空間を満喫できました。 朝の、詩仙堂~曼殊院ツアー、二重丸です。(時間があったら、赤山禅院へも是非!)

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

河井の寛ちゃん家

京都に住んでいるということで、「京都で一番のオススメスポットは?」という質問を、知人友人からよく受けます。各人の興味の対象によって満足度は異なるため、「ここがベスト!」という回答は正直難しいです。また、私自身も京都を知り尽くした訳ではなく、今まさに開発段階中。 前置きが少々長くなりました。そんな開発段階の中、私のツボにスポッと入った、個人的なお気に入りスポットを、本日はご紹介させて頂きます。 そこは世界遺産でも、有名な神社仏閣でもなく、昭和初期に活躍した陶芸作家河井寛次郎氏が住んでいた民家です。 その道では、相当著名な方らしいです。一方、言い方は悪いですが、そのスポットは昔の芸術家の単なる民家を記念館としただけのもの。歴史的には100年に満たない建造物ですから、京都の中ではヒヨコもヒヨコ。しかも、入場料は900円と、他の拝観料と比べて特出して高い価格設定。場所も少々行きづらいところにあり、一般的には訪問を躊躇するスポットだと思います。 私も知り合いに勧められるまでは、正直言いまして、訪問することを考えたこともありませんでした。 初めて訪れたのが、今年の3月。以来、先週末の訪問が、今年に入って3回目。貧乏性の私が、拝観料(入場料)をわざわざ出して1年に2回訪れる場所は、わずか数えるほどしかありません。いわんや3回の訪問など、しかも一回900円も出して入るとなると、いつもの私なら、清水の舞台から飛び降りる気分です。(因みに、助走をつけて清水の舞台から思いっきり飛び降りますと、この記念館付近に本当に着地できます。全盛期のカールルイスなら、記念館の屋根を突き破りますね。) そんな私が、自然と年に3回も足を運んでしまう不思議な空間。来年は、間違いなく3回以上訪れる気がする魅惑な空間。 この空間を皆様にお伝えするため、描写しては書き直し、また描写しては書き直しましたが、一行も書けてません。1時間の試行錯誤で悟ったことは、私の拙い文章力で、この空間を表現するのは不可能であること。 ということで、今回は写真を沢山アップします。生活臭の残る、心地よくてノスタルジックな雰囲気を、少しでも味わってもらえれば幸いです。 記念館の主、シマちゃん。ここの飼い猫かと思いきや、開館と同時に近所からやってきて、閉館と同時に去っていく、通いネコとのことです! 河井寛次郎記念館 京都市東山区五条坂鐘鋳町569 電話・FAX 075-561-3585

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

What is the “Miyako” city of Japan?

日本の”みやこ”はどこですか? What is the 続きを読む

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

大きな秋はどこ?

小さい秋、見ーつけた♪ 中くらいな秋、見ーつけた♪♪ そして、大きな秋は... もう、すぐそこです。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

神様仏様な禅院

仲が良いのか悪いのか、パートナーなのかライバルなのか、私たち一般人にはよく分からない、神社と寺院のビミョーな関係。清水寺と縁結びで有名な「地主神社」のような蜜月の例もあれば、唯我独尊的な雰囲気を漂わす西本願寺もあり、よくわかりません。そんな微妙な空気を笑い飛ばすかのように、神仏習合を地で行く神社仏閣が京都にあります。 その名は、赤山禅院。比叡山延暦寺の別院で由緒ある禅院のようですが、院内には七福神あり、地蔵菩薩の御堂あり、大明神を祀る神殿あり、十六羅漢の石仏ありの、「アジアの神様仏様大集合!」的なワンダーランド。その度量の大きさを反映してか、「お金を払えば、入れてやる」的な高飛車な雰囲気を感じる他の有名寺院に比べ、ここの禅院の方たちはとても気さくです。 京都市内の外れで交通の便が悪いこともあり、鄙びた山寺&神社のような風情です。のんびりした雰囲気が院内に漂っているものの、難行苦行で知られる延暦寺の別院ですから、恐らく厳しい修行も繰り広げられていることと思います。 お寺の外れには、十六羅漢の石仏。その内の一人(?)が、知人Kさんに瓜瓜(ウリウリ)です!目のツリ上がり方といい、前歯の出方といい、完璧です。 一方、こんな優しい表情の観音様は、残念ながら私の周りには… 赤山大明神の狛犬は、巻き毛に赤ジャケットで、とってもお洒落。威風堂々な阿吽(あうん)の呼吸で、大明神を守っています。 飾り気のない赤山禅院、実は京都で最も古い七福神の寺なのでした。福禄寿を祀ることに因んで、福禄寿をモチーフにしたかわいいおみくじがあります。 京都神社仏閣界の異端児(?)赤山禅院。よくわかりませんが、何か”庶民の味方”という感じです。この禅院のためだけに遠路はるばる足を延ばすのは大変かもしれませんが、詩仙堂や曼殊院へ行かれる際は、このワンダーランドにも是非お立ち寄りください。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

赤信号、独りで停まると怖いです

ブラジル在住の後輩が、先週末京都へ遊びに来てくれました。  一年半ぶりの日本ということなので、ランチは和食バイキングで人気の高い、柿安三尺三寸箸(京都伊勢丹10階)にご案内。お昼時には長蛇の列でいつも諦めるのですが、その日は開店と同時に入ったので、しっかり席を確保。美味しい日本食に飢えた後輩は、二十数時間のフライトも時差ボケも、何処吹く風。シュラスカリヤで肉を食べるかのように、和食に貪りついていました。http://r.tabelog.com/kyoto/A2601/A260101/26002082/   ブラジル話の出来る友人が希少の中、ブラジルよもやま話で花が咲きました。サッカーに、音楽に、食事にと、ブラジルの話題が尽きない中、やはり彼にとって大きな関心事は、犯罪に巻き込まれない対策について。幸い彼はまだ犯罪には遭遇していないものの、ブラジルで生活する外国人ホワイトカラーは、常に格好の標的です。 かつてアメリカに住んでいた時、サンタデボコタ(コロンビア)出身の友人と、リオ(ブラジル)出身の友人が、「どちらの都市が、世界で一番危険な都市か?」という話題で、食事中に突然真面目なディベートを始めました。そして同席していた私も、審査員として急きょ二人のディベートに参加。二人の凄まじいお国自慢(?)を聞いている中、私が下した評決は、「リオは頻繁に犯罪に巻き込まれるが、命まで取られることは少ない。一方、ボコタはリオほど犯罪率は高くないが、命を取られる可能性が特出して高い」というものでした。 そんな世界で一番治安の悪い都市で育ったカリオカ(リオっ子)たちは、自然と護身術も身についています。私がリオへ遊びに行った際、カリオカの友人から真っ先に指導を受けた外出心得が、次の3点です。 1.腕時計は、安い腕時計に必ず付け替えること。 2.財布には最小限のお金を入れ、外では財布を出し入れしないこと。実際の支払いは、現金(紙幣)を小単位に分けてポケットに直接入れておき、そこから支払いをすること。もし万が一ホールドアップにあったら、素直に財布と腕時計を差し出すこと。 3.街を歩くときは、必ず右手をポケットに入れて歩くこと。そうして歩けば、ポケットに入れた右手にナイフや護身用具を握っている可能性がある私より、両手をブラブラして歩いている他の標的を犯罪者は狙うからだ、とのこと。(そう言われてローカルの歩行者を見てみると、確かに皆右手をポケットに入れていました!)  そして、極めつけは自動車の信号無視。彼らの車で夜半過ぎに街へ繰り出した際、大通り以外は赤信号を無視して走るのでした。理由を聞いて、目から鱗。深夜は信号で停車する車が一番狙われやすいので、リオの街では夜の赤信号は「徐行」の意味なのだと教えてくれました。 日本も物騒な国になりましたが、ポケットに右手を突っ込んで歩く必要性は、今のところまだ無いようです。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

五右衛門物語

お客様(Kさん)から、とてもとても嬉しいお便りを頂きました! Kさん一家の愛犬『五右衛門』さんは、来月10歳になるラブラドールレトリバー。人間の年齢でいえば、還暦を迎えるくらいでしょうか? Kさん家のアイドル五右衛門さんに異変が起きたのは、2年前の秋。元気ではしゃぎまわっていた五右衛門さんが、ある朝突然腰痛で立てなくなってしまったのでした。そして、月日を重ねるにつれ、立ち上がれない日が徐々に増えてきました。 消炎鎮痛剤の効果が、いよいよ薄れ始めた今年の夏。「五右衛門が立てなくなったらどうしよう。。。」焦るKさんは、犬の腰痛対策について必死に情報収集をするのでした。そして、腰痛の人たちの間でブレスエアーマットレスの人気が高いことを知り、ブレスエアーについて色々と調べ始めたのです。 厳しい残暑がようやく沈静化した、今年の9月中旬。切羽詰まった声の方から、私たちの会社に一本の電話が入りました。「あのー、腰痛の犬用に、ブレスエアー素材を購入したいのですが。。。」 「えっ?ワ、ワンちゃんの腰痛ですか??」 老犬の床ずれ予防用マットに対する問い合わせ対応には手慣れた私も、犬の腰痛という話は初めてのケース。どの銘柄がよいのか分からない中、人間の腰痛者からご評価頂いてる銘柄を取り敢えずご紹介させて頂きました。 ご購入頂いたものの、銘柄を選定した私自身もその効果が未知数ゆえ、発送後は五右衛門さんに喜んでもらえたかどうかが気になって仕方ありません。 商品が到着して数週間。Kさんにその後の使用感についてお尋ねするメールを、恐る恐る出しました。3日経ってもKさんからの返信が届きません。「あー、五右衛門さんにはブレスエアーを気に入ってもらえず、Kさんは高い買い物をしたと後悔されているのだろうなあ。。。」と落ち込んでいたところに届いた一通のお手製ハガキ。気持ちは一気に昇天しました。 目頭が思わず熱くなるくらい嬉しかったです。五右衛門さん、気に入ってくれてありがとう!そしてKさん、心温まるお便りありがとうございます。 それにしても五右衛門さんは、家族の温かい愛情に恵まれ、本当に幸せ者です。病気に一番効く薬は、何といっても家族からの無常の愛。齢を重ねるにつれ、五右衛門さんの体力は衰えてくるでしょう。だけど、彼のハートは、いつまでも家族と一緒の青春時代。フォーエバー21です。 ガンバレ五右衛門さん!

カテゴリー: 京都 | 1件のコメント

Trick or Treat!

日本でも市民権を得つつあるハロウィーン。最近はHalloweenの店頭デコレーションで、季節感を演出するお店も多くなってきました。 このハロウィーン、元々はケルト人の風習ゆえ、UKとアイルランドで行われていた習慣らしいのですが、今では「ハロウィーン=アメリカ文化」という感じです。 「お年玉、節分、端午の節句、七夕」等々、子供が喜ぶ季節的イベントが多い日本(今は多くが廃れつつありますが。。。)と違い、アメリカでの子供向け一大イベントと言えば、このハロウィーンくらいだと思います。それだけに、盛り上がり方も違います。 小さい子供が仮装をして、「Trick or Treat!」(お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!)と言って近所の家を練り歩くのは、日本でも知れ渡るところだと思います。ハロウィーン(10月31日)は祝日ではないため、学校も仕事もあるのですが、実はハロウィーンは小さい子供のためだけでなく、若者から大人までもが愉しむ、一大イベントです。 若い学生たちは、仮装パーティーや、お墓などへ行って肝だめし。大人はおとなで、BARのハロウィーンパーティーに参加したり、前後の週末に友人を自宅に招いて大はしゃぎ。米国三大イベント(独立記念日・感謝祭・クリスマス)とは違った軽いノリで、ハロウィーンを愉しんでいます。 年間を通しての季節的行事に乏しいアメリカですが、秋は毎月末に大きなイベントが目白押しです。 一番バッターは10月末のハロウィーン。そしてハロウィーンが終わると、本格的な秋らしい室内装飾をし、クリスマスギフト用のショッピングリストを作り始めます。 二番バッターは、日本人に馴染みの薄いサンクスギビングデー(11月第4週木曜日)。この週末は、アメリカ人にとって、ある意味クリスマス以上に重要な週末です。その理由を書き始めると長くなるので割愛しますが、アメリカ文化を語る上で外すことのできないビッグイベントです。 そして、Thanksgiving weekendが終わると、街はクリスマスデコレーション一色。年の瀬を感じ始めます。 2010年も残すところあと2カ月強。いよいよ、せわしなくなってきました。

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

銀閣寺Part2

(前号からの続き) 銀閣寺の庭園は、苔寺として有名な西芳寺を模して造っただけあって、苔庭がとてもきれいです。 順路の最頂点からは、銀閣寺の全貌、そして正面には吉田山が見えます。 哲学の道散策もいよいよクライマックス。銀閣寺の絵ハガキには必ず出てくる、お約束の撮影スポットです。 おなじみの構図です。でも、 この画像、ちょっと歪んでいることに気が付きました?気付かれた方は、PCモニターを逆さまにしてみてください。デスクトップの方は、、、すみません、ご自身が逆立ちしてみてください。 ベタなトリックショットを自慢げにアップして恐縮です。。。記念写真含め、周囲はみんな建物に向かって写真を撮っている中、私一人だけ池に向かって無心に写真を撮っていましたので、周りからは怪訝な顔でみられました。。。 一時間半、ゆっくり銀閣寺を拝観し、時計を見たら午前10時過ぎ。団体客はまだいませんが、入口付近はかなり込み合い始めています。優雅な時間の余韻を残すため、そろそろ銀閣寺を発つことにしましょう。 朝の7時過ぎに、哲学の道の起点を自転車で出発して約3時間。詫び寂びの世界に触れながら、自然と自問自答を繰り返すことになる貴重な3時間でした。これを毎日繰り返したら、私のような凡人でも悟りが開けるかもしれません^^ The end.

カテゴリー: 京都 | 1件のコメント

銀閣寺 Part1

(前号からの続き) 哲学の道の散策を終え、いよいよ最後の胸突き八丁、「銀閣寺道」の坂道です。観光客でごった返し、商魂たくましいお店が並ぶこの参道。普段は滅多に通りません。幸い時間はまだ8時15分。朝日の後光が差す、東山慈照寺へ向かう銀閣寺道。自然と気分も高揚します。 銀閣寺は臨済宗のお寺です。仏教の教えについては、恥ずかしながらよくわかりません。宗派の違いも全然理解していませんが、いろんなお寺にいってみて、自分の好きなお寺の宗派を調べてみたら、臨済宗が多数を占めていました。 興味を持ったので、臨済宗を調べてみました。禅宗であることぐらいは分かったのですが、「仏性」やら「公案」やら、教義については何のことやらさっぱりわかりません。でも、臨済宗が創りだす空間の世界は、なぜか心で感じるものがありました。 臨済宗のお寺は、どこも非常にシンプル。人目を引くモノは殆どありません。無駄を一切排除した空間ですので、心に雑念があると、単なるつまらないお寺の風景に成り下がります。 では、修行を積んでいない私の心から、雑念を追い払うのに一番最適な方法は?意外と簡単、早朝に行き、その空間を独り占めすればよいのです。私が対話したい空間と一対一で向き合えば、禅問答初級コースは始まります。 人気(ひとけ)のない銀閣寺の本堂に腰かけ、心を空っぽにして庭園を眺めていると、そこはもはや単なる有名なお寺の庭ではありません。ひとつひとつを緻密に計算しながら余計なものを全て排除し、「これ以上削れない」というモノのみ残して創られた、偉大なアート作品であることに気が付きます。それは、国宝級の芸術作品以外のなにものでもありません。不朽の名作を残した小津安二郎の世界も、ひょっとしたら禅の宇宙感から来ているのかも知れませんね。 To be continued…

カテゴリー: 京都 | コメントは受け付けていません。

法然院

(前回からの続き) 哲学の道すがら、是非横道に逸れてほしいのが、ここ法然院。哲学の道からは登り坂を歩かなければならないからか、紅葉の季節以外は人影まばらです。 坂を登り終えると突如現れる、威風堂々&詫び寂びの効いた茅葺き山門。とってもおいしい風景です。 山門をくぐると、白砂壇(びゃくさだん)という、読んで字の如くなオブジェが左右一対でお出迎え。コンセプトは枯山水ですので、この壇も水を表しているらしい。白砂壇が左右に並んだ間の石畳を通ることで、参拝者の心身をまずは清めてくれます。 それにしても、むっちり美味しそうな形状です。この巨大ババロアに、思わずスプーンを入れて食べたくなるのは、私だけでしょうか? この週末は講堂で、陶器の個展が開催中。入り口の庭に飾られた陶器と苔のグリーンが、とても美しく調和していました。 庭は小さく、5分程度で周れる大きさです。とても京都らしい法然院の拝観料は、なんと無料。規模やロケーションから、主役を張ることは難しいでしょうが、哲学の道や銀閣寺への訪問者にちょっとした心の安らぎを与えてくれる、名脇役です。 再び哲学の道に戻り、一路銀閣寺へ。 銀閣寺に近づくと、道沿いにお店がチョロチョロ出始めます。 10体ほど並ぶお地蔵さんが出てきたら、ゴールはもう目と鼻の先です。 To be continued…

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

Philosopher’s Path

京都の有名どころは殆ど行き尽くしたので、次回は観光客とは会わない隠れ家的スポットをお探しの方。今日は、私の好きなスポットのトップ5に入る、とっておきの『ここだけ情報』をお伝えします。その名も”Philosopher’s Path”。 そこを訪れれば、貴方も悟りを開けるかも。 まず、穴場スポットの画像から。こんな感じのところです。 日本名は「哲学の道」。えっ、そんな超有名スポットは、もちろん既に行ったことあるって?しかも、哲学の道は言うほど大したことなかった? では、お尋ねします。そこを歩いた時間は何時頃でしたか?大半の方は、休日の10時~17時の間での回答だと思います。そこがポイント!哲学の道は、春夏秋冬いつ散策しても素晴らしいですが、陽光が優しく且つ人がまばらな時間帯であることが必須です。早朝であればあるほど、悟りの境地は深まります。(これは、哲学の道に限らず、京都の人気スポット全てに言えることですが。。。) 観光客で賑わう休日の日中。ここは単なる「銀閣寺に通じる砂利道」です。しかし、早起きは3文の得。早朝だけに見せるその顔は、全くの別人なのです。 お勧めモデルコースは、朝6時半前(自転車の場合は7時過ぎ?)に若王子を出発し、銀閣寺が開門する8時半までには銀閣寺に到着する、早朝散策です。それでは、哲学散策、はじまりはじまり。 出発して直ぐに、のら猫が集まるスポットがあります。賛否は別として、人慣れしていているので一緒に遊べます。 道すがら、大小いくつかの神社や寺院があります。まずは、狛犬ならぬ狛ねずみの守護神で有名な大豊神社にお参りを。ねずみさんも、しっかり阿吽(あうん)の呼吸で参拝者をお出迎え。(口の形に注目!右のネズミが、始まりを意味する「あ」を発声。左のネズミが、終わりを意味する「ん」を発声しています。) そして、早朝散策で何よりうれしいのは、托鉢中のお坊さんにときどき出逢えること。「お~~ぅい」(?)というような言葉を、オペラ歌手顔負けの渋くて深い低音を響かせながら、この辺りを托鉢しています。 To be continued…

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

Welcome to Autumn!

つい最近秋になったと思って暦を見たら、実はアッという間に秋が半分既に過ぎていました。 今週からは、秋の後半戦。今年の冬は寒いらしいので、今のうちにしっかり遊んでおかないと。 京都の秋は、見どころ満載です。天敵の蚊がいないお寺巡りも良し、郊外へのサイクリングも良し。また京都は、大都市東京や大阪と違い、車で20分も走れば自然豊かな環境で秋を満喫できます。 そして、今秋密かに楽しみにしているのが、友人からの松茸便り。 長野に住む友人が、松茸山に入山し松茸狩りをする権利を、今年の入札で仲間と一緒に落札したのです。落札権利価格は、何と百万円以上。一本一万円程度で売れるらしいので、百数十本が損益分岐点。入札時には、その年の収穫レベルは分かりません。松茸山入山権は、丁か半かの大博打。正に「山師」です(長野では、「キノコ師」というらしい)。 豊作だったら戦利品を沢山送ってくれるということですが、今のところ連絡はありません。 焼き松茸に土瓶蒸し。松茸ごはんにお吸い物。松茸のフルコースで、天高く馬肥える秋を満喫するのが待ち遠しい今日この頃です。

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

ガラパゴスなトイレについて

洗浄機付きトイレ 続きを読む

カテゴリー: 京都 | 4件のコメント

What is Wabi-Sabi?

初日を除き、好天に恵まれた先週の3連休。ドイツで一緒に仕事をしていた友人家族2組(ドイツ人家族&日本人家族)が、京都へ遊びに来てくれました。 ドイツ人の友人は、日本に何度も来ている日本通。職業は細部にこだわる工業デザイナー。日本文化に興味があり、しかも論理的なドイツ人ときているので、ちょっとした質問に対してもいい加減な回答は出来ません。そして、到着日早々に議論となったのが、「詫び寂びとは何か?」「禅と詫び寂びとは何が違うのか?」「yin and yang(陰陽)との違いは?」について。 「Yin and yangは中国の教えだから、中国人に聞け!」と逃げましたが、「詫び寂び」は紛れもなく日本人固有の文化。しかも私はまかりなりにも京都に住んでいる以上、答えられなければ恥ずかしい。とはいうものの、曖昧模糊とした感覚的なイメージしかありません。結局、「私も明確にわからないので、一緒に解を探しに行こう」というお茶を濁した回答で、取り敢えずはその場をしのぎました。 ということで、2日目は京都最古の禅寺である建仁寺に、早速足を運びました。 詫び寂びは、建仁寺へ行っても、古い茶室へ行っても、なんとなくわかったようなわからないような。。。一方、色々と考えてみると、私たち日本人がわかったようでわからないからこそ、詫び寂びのセンスが存在するような、正に禅問答みたいなものなのかもしれません。 それにしても、ドイツ人はホント議論好きです。几帳面さとルールを遵守する点が日本人に似ているため、その類似性についてはよく引き合いに出されるところです。一方、決定的に違うなあと感じるのは、彼らは論理的な思考を小さい時から徹底的に叩き込まれ、モノゴトの白黒をはっきりさせないと納得がいかない国民性。それに対し、我々日本人は曖昧さを美徳とし、相手を傷つけないオブラートに包んだ表現を良しとするお国柄。しかも、とりわけ京都は曖昧度合いが特出して高い土地柄です。 ということで、「日本人の美的感覚を象徴する詫び寂びも、白黒はっきりした定義付けをすることを、われわれ日本人は良しとしない。日本で生まれ育った私たちが、質素で静的なモノの中に美しさを感じる官能的なセンスゆえ、詫び寂びを言葉で説明するのは不可能だ」という論法で、友人の厳しいツッコミからは逃げておきました^^

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

Mosquito-Freeな国

ブログを始めて早や1ヶ月半。京都の町を練り歩くのが、毎週末の日課です。地獄の夏から天国の秋に移り、今は撮影もホント楽しく出来るようになりました。何が一番幸せかというと、夏の間は絶対家に忘れることの出来なかった必須アイテム2点を、ようやく携帯せずに済むようになったことです。 その、携帯したくない必須アイテムとは?  そうです。虫よけスプレーと虫さされ薬の2点セット。京都ということで、神社仏閣へ撮影に行く機会も多く、また陽の光と気温の点から朝夕に出かけることが多いのですが、その時間帯は「飛んで火に入る夏の虫」のように襲撃されます。  個々人の体質によって虫さされの痒み度合いが異なるようですが、地域によっても蚊の痒みが違うのをご存知でした? 赤道直下のインドネシアで刺された時は、強烈に痒かったです。香港やフィリピン等、熱帯気候の蚊も相当のツワモノ。刺された痕が3-5日間ほど残ります。一方、ドイツ北部やカナダの蚊は貧弱でしたね。飛びかたにも元気がなく、痒みの液(?)もちょこっという感じ。思わず「頑張れ!」と応援したくなるほどです。 そして、有史以来人類の天敵である「蚊」から逃れられる、そんなパラダイスな世界はないのでしょうか?北極には恐らく蚊はいないでしょうが、実は赤道直下の或る国も、意外や意外、モスキートフリーな国だったのです。 大きな政府で成果を上げているシンガポールは、国民に大きな危害を与えることになる「ドラッグ」「チューイングガム」、そして「蚊」の撲滅に、国を挙げて躍起になっています。チューイングガムにそこまで神経質になるのは正直よくわかりませんが、「蚊」の撲滅は非常に大切です。気候的にマラリヤやデング熱が感染しやすい土地ですので、ボウフラの発生を助長するような杜撰な水管理に対して罰金刑が科されます。 もちろんゼロというわけにはいかないでしょうが、少なくとも私はシンガポールで蚊を見た記憶がないくらい、モスキートフリーです。シンガポールのフォトグラファーは幸せ者です。

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

太陽の帝国

岩倉実相院の蓮。何気なしに撮ったんですけど、家に帰って気がつきました。蓮の実って、E.T.だったんだと。今はまだ緑色だけど、秋が深まって茶色になったら、絶対E.T.ですよね。 E.T.の生みの親は、もちろんS.スピルバーグ。円熟味を増した後期作品のプライベートライアンやCatch me if you canも良かったですが、初期の大ヒット作品であるE.T.、未知との遭遇、そしてインディー・ジョーンズシリーズは、映画の素晴らしさを純粋に感じることができた、心に残る秀作だと思います。 名作揃いのスピルバーグ作品の中、私が一番好きな作品は、実は「太陽の帝国(1988年)」という興行的に失敗した無名映画です。第二次大戦時、租界地上海で生きる英国人少年の姿を描いたヒューマン系の映画なのですが、展開がどちらかというと静的かつ冗長的な上、2時間半を超える長時間映画ということで、話題にすら殆ど上らなかった映画です。 映画封切当時、中国への貧乏(バックパック)旅行からちょうど戻ってきたばかりということもあり、冒頭のシーンから完全に感情移入をして鑑賞開始。ガラガラの映画館で、一人微笑み、哀しみ、涙を流した2時間半でした。幼い少年が精神的に自立していく過程を描いたストーリーも良かったですが、租界地上海を、そしてスピルバーグの好きな空と太陽を情緒的に描いた映像がとにかく美しかったです。 私にとって、「絶対映画館で観たい映画」の一本です。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

男心と秋の空

数週間前まで続いていた猛暑がウソのように、日ごと秋が深まっています。 憂鬱だった長い夏が終わってホッとしている中、ちょっぴりだけ寂しさを感じるから不思議です。そして京都の美しい紅葉が待ち遠しい一方、紅葉の終わりは、京都の長くて辛い冬の始まりを意味します。秋の終わりに突然訪れる劇的な紅葉ではなく、、秋の間少しずつ愉しませてもらえる紅葉もいいなあと思うのは、やはりわがままでしょうか? そんな複雑でナイモノねだりな「男心と秋の空」に応えるべく、「夏のようで夏でない絵」を一枚、そして「秋のようで秋でない絵」を一枚、紅葉で有名な左京区真如堂よりお届けします。  10月の秋空に朝顔満開。八方美人の朝顔は、豪放磊落な入道雲の正妻ですが、草食系のイワシ雲ともお似合いですね。(真如堂の西洋朝顔は遅咲きで、今が見頃です。) さすが紅葉名所の真如堂。紅葉の内覧会とは、粋な計らいです。11月下旬のピークに向け、これから1日一枝ずつ、紅葉を増やしていくそうです。(そりゃ無理か??)

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

BLACK BREATHAIR

先週、日本最大の福祉機器展に行ってきました。場所は東京有明にある、TOKYO BIG SIGHT。新橋からゆりかもめに乗り、最寄りの駅で降りると、眼前に斬新だけど何か懐かしい、デジャブのような建物が迫ってきます。 これって、ウルトラマンシリーズのどれかに出てきた地球防衛軍秘密基地ではなかろうか?屋上から科学特捜隊の戦闘機が離陸しそうな気配です。 今回の訪問の目的は、展示会に出展しているお客様への表敬訪問と商談です。以前、携帯電話ケース用素材として紹介したブレスエアーという素材は、その優れた機能が評価され、介護用クッション材として今注目の新素材となっています。主な用途は、介護用ベッドマットと車いす用座布団。今回の展示会では、8社ほど当社加工品をご出展頂きました。 会場内は残念ながら撮影禁止。臨場感は無いですが、こんなブレスエアー商品が展示されています。 この訳のわからない変テコ商品、実は車いす用座布団の中芯材です。(パナソニック電工「ラクマットエアークッション」) 外見は強面で威圧感がありますが、車いすクッションの中芯に必要な機能を全て網羅した、超スグレものです。通常は白色がトレードマークのブレスエアーですが、屋外での用途が多いということで、耐光性も兼備した黒色タイプになっています。 黒光りした精悍な顔立ちのブレスエアーは、とても男前です。

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

喫煙家の離散

日本もいよいよ、喫煙者受難の時代から、存亡危機の時代へと突入しました。 たばこを吸わない私には喜ばしい事ですが、喫煙者にとっては憤懣やるかたない時代の流れ。「どうしてこんなことになったんだ!」、と行き場のない憤りを感じていることと察します。喫煙者のみなさん、はっきり申し上げます。犯人はアメリカです。その怒りはアメリカにぶつけてください。 たばこ1箱200円、オフィスの机でもスパスパ自由にタバコが吸えた、バブル全盛の80年代後半。私の知る限り、日本を含めた世界すべての国で、喫煙者はわが世の春を謳歌していたと思います。「米国」という、一国の例外を除いて。 私は90年代の大半を米国で過ごしたのですが、いやー、その10年間の米国での禁煙~嫌煙運動の流れはすさまじかったですね。ある種のいじめに近かった気がします。80年代から既に分煙になっていたようですが、90年前半には公共施設での禁煙が急速に進み、「喫煙者=野蛮人・落伍者」というイメージ付けに社会が動いていました。当時私が勤めていたニューヨーク郊外にあるオフィスでも、会社による喫煙者いじめ(?)はすごかったです。 最初の発令(90年中盤)は、「オフィス内全面禁煙」。その発令後、オフィスの入り口付近で喫煙する従業員が増えたことから、数ヵ月後に出た発令は、「オフィスから100メートル以内での喫煙全面禁止」。喫煙者用の灰皿が、入口から100m離れた吹きっさらしの場所に、ポツンと立っているのです。 厳冬のNY。気温は体感温度で氷点下20度くらいまで下がります。悲しき喫煙者は、タバコ一本吸うために、越冬アタック隊のような重装備で100メートル先の灰皿へ向かい、厚手の手袋をしながら一服するのです。ここまで来ると、意地の張り合いのようにも思えました。 100mルールにも屈しないダイハードな喫煙者が意外と多いことが分かると、会社はいよいよ最終手段に出てきました。 「会社の敷地内では、一切喫煙厳禁(車の中での喫煙も含む)。そして、休み時間の厳守。」この発令により、従業員が勤務時間中に喫煙するには、車で一旦会社の敷地外へ出て行く以外に方法がなくなりました。広い敷地の会社でしたので、席を立って車で会社の敷地を出るだけで、優に10分はかかります。ベニスの商人より、たちが悪いですよね。 90年代には多くの米国企業で、そして米国社会全体で、喫煙に対する迫害と喫煙家の離散が起きた模様です。 喫煙が昇進に影響すると暗に脅され、喫煙場所やタバコの購入場所が制限され、TV宣伝からタバコのCMが追いやられ、そして映画やTVドラマから喫煙のシーンが突然消えた90年代のアメリカ。このヒステリックな嫌煙の動きが世界へ伝播するのは、想像以上に早かったですね。昔からタバコ税が高かった英国やカナダでの追従はわかるのですが、喫煙が文化だった欧州ラテン諸国でも禁煙の動きが広まっているのは驚きです。 セブンスターとマグロの刺身、10年後にはどちらが庶民にとって高根の花となっているのでしょう?

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

Road to Mt.Arashi (嵐山への道)

今日は嵐山まで自転車小旅行。自宅(京都市北区)から約15km。途中で寄り道しながら走って、片道90分の距離です。 金閣寺~竜安寺~仁和寺の有名どころが立ち並ぶ「きぬかけの路」を、一路西へ。アップダウンのある路をひたすら走ること一時間。右手に広沢の池が見えてきました。ここからは、のどかな田園風景が広がります。 今は正に収穫の秋。「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」を地でいく感じです。20体ほどの案山子が横一列に並び、絵になる田園風景が続きます。 今日は自転車なので、徒歩だと余り行かない化野念仏寺まで足を延ばしてみました。このお寺は、毎年8月24日25日の晩、沢山のお地蔵さまに火を灯す千灯供養で有名です。  お約束の落柿舎に立ち寄り、 竹のトンネルをくぐり抜け、 嵐山の顔である保津川に到着です。  広い嵯峨野では、自転車が威力を発揮します。京都市内からレンタサイクルで嵯峨野までというのも悪くないですが、ちょっと根性要りますね。短い滞在期間でしたら、やはり素直に「電車&嵐山でレンタサイクル」というのが、ベストな嵯峨野散策だと思いました。 今日もぐっすり寝れそうです。 おしまい。

カテゴリー: 京都 | コメントをどうぞ

くくり猿

さあ、謎の物体の正体は如何に? 実は、手足を紐で縛られた猿の姿を表しているのでした。「くくり猿」という名前らしい。人間の欲望を猿に見立て、「欲望をコントロールせよ」という教えのようです。でも、欲望を縛られた沢山の猿が、花街の提灯にぶら下げられているその構図。。。んん~、Deepですね。 欲望の権化が酔っ払って行くような歌舞伎町の店に、この「くくり猿」が吊るしてあるなら分かります。でも、ここは伝統と格式の花街、祇園。客は馴染みの旦那衆で、野球拳目当てに来る一見さんはおりませぬ。そして、もちろん彼らにも「くくり猿」の意味は分かるはず。それでも店には「くくり猿」。んん~、Very deepですね。 実はこのくくり猿、八坂の塔の近くにある「庚申神社」のお飾りです。「欲望をコントロールせよ」ということで、神社内には「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿をテーマにした置物が数多く飾ってあります。ただしこの置物、目立つ所にはありません。星の王子様に出てくる象を呑みこんだ蛇の話と同様に、心で見ないと見えないのです。んん~、Super deep. では、庚申神社にいる三猿の総数は何頭くらいだと思います?私が数えた限り、その数は。。。おっと、「見ざる、聞かざる、言わざる」でした。あぶない、あぶない。 貴方の心で何頭探せるか?次回京都旅行のアジェンダとしてください。

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

謎のお飾り

花街の提灯は、町屋の美を引き立たせる、とても重要な脇役。お茶屋に提灯がないと、何か物足りない感じがします。まあ、舞妓さんのかんざしのようなものでしょうか? 外観全体の調和に提灯はかかせませんが、実は私がハマってるアイテムは、提灯にぶら下がっているお飾りです。存在感のある提灯に、ちょこっと控え目にぶら下がっているお飾りですので、余り目につきません。しかしよく見ると、家主の趣味や個性が滲み出ていて、とても興味深い観察ブツです。カテゴリーで分けると、趣味的なモノと三角座布団(?)や季節感を打ち出した伝統的なお飾りに二分されます。 お飾り観察に興味が尽きない中、祇園の花街でよく目にするお飾りが、ヒトデが白い球を包み込んだような、謎(?)のお飾り。祇園のお飾り市場では、三角座布団に次いで人気NO2。真ん中の玉は水晶なのか、真珠なのか、見れば見るほど分からない。。。 みなさん、分かりますか? 全然わからないので、お店から出てきた女将さんに聞きました。そして女将から返ってきた答えは、意外や意外。私の拙い想像力では太刀打ちできない代物でした。さあ、その答えは??? ↓↓↓ヒントはこちら↓↓↓ 次回報告しますね。Stay tuned!

カテゴリー: 京都 | 2件のコメント

花街の華

花街風情に華を添えるお約束アイテムといえば、軒先の提灯。皆さまも、すぐにイメージが付くことと思います。では、その提灯の模様、花街ごとに違うことにはお気づきでしたか?実は、五花街それぞれに、違った紋章が付いているのです。 上七軒・・・5つ団子(名物みたらし団子がモチーフ) 先斗町・・・千鳥(酔っ払いの千鳥足が由来) 宮川町・・・三つ輪(寺社・町屋・花街の連帯) 祇園甲部&祇園東・・・8つの丸が繋がったつなぎ団子(八つの町の結束を表記) 上七軒 五つ団子  平日の夜、人通りのない祇園で上品に輝く紅色の提灯を見ると、なぜか張芸謀監督の「紅夢」という作品を思い起こします。正妻と側室の確執を描いた、ストーリーはかなりドロドロ系ですが、幻想的な赤いランタンが印象深い、とても素晴らしい映画でした。 静まり返った石畳に響く、チントンシャンな宴の音。祇園の夜も、正に幻想の世界。紅の夢です。

カテゴリー: 京都 | 4件のコメント