パウル・クレー展

パウルクレー展ポスター

パウルクレー展ポスター

先週末、パウル・クレー展に行ってきました。パウル・クレーは20世紀前半を代表する前衛画家。私も彼の色使いが好きで、彼の作品を額縁に入れて(もちろんポスターですが…)、家に飾っています。

実は私、抽象絵画が結構好きで、カンディンスキー、モンドリアン、ポロック等の訳の分からない抽象絵画を見ていると、私の乏しい右脳がうずき始める気がします。但し、審美眼や知識に乏しい私は、感覚的に好きなのですが、体系だってその芸術性を説明することはできません。

そんなこともあり、ルーブルやMoMAのように、色々なカテゴリーの作品が展示している中、抽象絵画のセクションで出会う抽象絵画は堪らなく好きです。ルーブル美術館内での抽象絵画は、幕の内弁当に入った卵焼きみたいなものです。決して主役ではないけど、他の脂っこいモノと一緒に食べることで、シンプルだけどその深い味わいを堪能できます。特に、19世紀までの宗教画や新古典主義の作品を観た後に抽象絵画を観ると、胸の鼓動が一気に高まります。

一方、一人の前衛画家の作品を集めた展示会は、実は結構苦手です...お弁当に喩えるなら、卵焼き弁当みたいな感じ。単調でシンプルな中、メッセージ色はひときわ高い。ボケーっとしながら観て回ると、なんだかよく分からず観終わってしまうこともよくあります。

パウル・クレー展ポスター

パウル・クレー展ポスター

という訳で、パウル・クレー展は私の感性を試す、リトマス試験紙です。個々の作品は好きなんだけど、パウル・クレーの作品展となったときに、果たしてどこまで感情移入をし、作品群にのめり込み、心を豊かにすることができるか?邪念を捨てて観て回る、集中度と精神安定度も大きく問われます。

そんな、高度なメンタルコントロールの技術も必要とする、パウル・クレ―展。果たしてその結果は?

パウル・クレー展2011年in京都

パウル・クレー展2011年in京都

情けないことに、結果は散々でした。作品は秀作揃い、量的にも充分な規模なので、良質な作品展といえるでしょう。一方私は2周したものの、結局は一度も心を揺さぶられずじまい。感動する心の準備は出来ていたものの、鑑賞中は邪念だらけで完敗です。

まだまだ心の修行が足りないようです...

パウル・クレー展:2011年3月12日~5月15日 京都国立近代美術館

           2011年5月31日~7月31日 東京国立近代美術館

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