月別アーカイブ: 2月 2011

PARISがあふれる街KYOTO Part II

前回お伝えした通り、京都には伝統美の中に、巴里を感じる何かがあります。同時に、京都にはPARISの街角と見紛うばかりの、フランス風に装飾したお店も沢山あります。こちらは、「長崎オランダ村」的なコピーではありますが、不思議と京都の街並みにも似合ってます。それも京都の懐の深さでしょうか?

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巴里が溢れる町KYOTO Part I

「京都とパリは、よく似てる。」恐らくこのコメントに対する賛同者は少ないと思いますが、京都を夜に散策していて何気に思う感想です。特に、木屋町から松原橋を渡って祇園に入る時、理由は分からないけどデジャヴのようにパリを思い出します。 こじつければ共通点は沢山ありますが、街の印象を作る、建物、道路、自然環境(山、海、河川等)、都市機能等は決定的に違います。木造建築vs.石造建築、碁盤状vs.入り組んだ放射線状、盆地vs.平地、自然な河川のような鴨川vs.巨大運河のようなセーヌ河、古都vs.首都と、街の基礎構成要因はかなり異なっています。雰囲気で言えば、大阪中之島界隈のほうが、パリに似た要素を沢山取り揃えています。でも、中の島ではないのです。表参道~青山でもありません。やはり、古都京都でしかデジャブは感じません。 奇遇なことに、ヨーロッパで一緒に仕事をしていたデザイナーの友人が京都へ遊びに来た時、そして京都に住むフランス人の知り合いも、同じことを言ったのです。 何故なんだろう?すみません、未だに根拠のある説明ができません。でも、京都の夜は、ウジェーヌ・アジェやブラッサイの古き良きパリの写真に出てくるような、幻想的な顔を見せてくれます。京都は日本の伝統美に加え、世界一美しい街と言われているパリも彷彿させてくれる、一粒で二度おいしい町なのです。 おまけ。ウジェーヌ・アジェの店???(本当は、木屋町にある、ホルモン焼きの超人気店です)

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びわ湖ホールを応援しよう!

日夜仕事に追われた生活を送っている中、心の潤いのため、月に最低1回は文化的時間を創出するようにしています。美術館かコンサートホールでの音楽鑑賞が大半ですが、中でもびわ湖ホールには大変お世話になっております。 このびわ湖ホール、実は知る人ぞ知る日本でも屈指のコンサートホールなのです。全国でも有数の舞台設備と音響の良さを誇るハード面。そして器だけでなく、ソフト面も充実しています。数年前より指揮者の沼尻竜典さんを芸術監督に迎え、自主運営プログラムの充実を図っています。滋賀県、否、関西が誇る一級の文化発信源なのです。 そんなびわ湖ホールも他の地方都市文化ホールのご多分にもれず、財政難で運営に苦しんでいるようです。「びわ湖ホールのような良質の文化発信源の火を消してはならない」という文化的使命感の元、自宅から自転車で10分の距離にある京都コンサートホールより、こちらのホールへ足繁く通っています。(プログラム自体もびわ湖ホールの方が充実しているというのが、一番の理由ですが…) 今日(2月20日)は、大阪センチュリー交響楽団による、「チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35/ベートーベン 交響曲第6番”田園”」のプログラム。クラッシック通の方からは、「いかにも客寄せパンダ的な安直プログラム」と言われそうですが、ミーハーの私はいずれも大好きな曲。特にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、どこかでパフォーマンスがあると聞けば、いそいそと足を運ぶ追っかけをするほど好きな曲。エネルギーに満ち溢れ、熱狂的な雰囲気で幕を閉じる第三楽章のフィナーレでは感情が高ぶり、何度聴いても思わず涙が出てしまいます。(椿姫のラストシーンですすり泣くならまだしも、ヴァイオリン協奏曲で涙するのは私くらいなものなので、いつも恥ずかしい思いをしております。。。) 今日も、第三楽章のフィナーレでは、しっかり涙してきました。この名曲、昨年観た映画の中で私のトップ10に入るフランス映画「オーケストラ」では、主役(?)的な位置づけで随所に登場しておりました。 「オーケストラ」も素晴らしかったけど、この曲にまつわる映画で、私にとって一番心に残る作品は、やはりチェン・カイコー作の「北京バイオリン」。この映画が中国で劇場公開された2004年当時、仕事で中国に駐在していました。中国語の勉強も兼ね、映画館には偶に足を運んでいましたが、ストーリーをしっかり理解するには全く至りません。そんな中、この映画はストーリーがシンプルで分かりやすいことが幸いし、字幕を必死に追いかけながら(方言が多い中国では、中国映画にも中国語の字幕が付きます)、ほぼ100%映画の内容を理解。完全に感情移入を果たしながら、作品に没頭できました。そして、北京駅で息子が父親を探すためにヴァイオリンを弾いた有名なシーンでの曲が、このニ長調作品35。中国の映画館で中国映画を観て泣いた、最初で最後の映画でした。 そして3月上旬は、待ちに待ったヴェルディ作の「アイーダ。」 びわ湖ホールでは毎年3月にオペラの大作を上演するイベントを企画しており、2009年「トゥーランドット」2010年「ラ・ボエーム」に続き、今年はヴェルディの「アイーダ」です。びわ湖ホールが誇る最先端の舞台装置を十二分に活かした舞台演出含め、今から楽しみです。

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滅びゆく私の三大聖地

先日アメリカの大手書店ボーダーズが倒産しました。アメリカに住んでいたころ、週末の晩には決まってその本屋さんに足繁く通っていたので、何かとても複雑な気分です。私が米国に住んでいた1990年代には、日本では今でも頑張っている街角の本屋さんは、既に淘汰されていました。本屋といえば、ショッピングモールにある中~大規模経営のチェーンブックストア以外の記憶がないほどです。そして、その頂点に立っていたのが、バーンズ&ノーブルというNo.1と、先日倒産したNo.2のボーダーズ。日本で言えば、紀伊国屋vs旭屋書店といったところ。 話はちょっと飛びますが、90年代当時の「平均的アメリカンファミリー、正しい週末の夜の過ごし方トップ3」といえば、こんな感じです。 1位: パーティ ・・・ これは、American life-styleの原点。今も昔も将来も、週末に人を呼んだり呼ばれたりというのは、不動の1位だと思います。 2位: 映画館 ・・・ 日本で映画鑑賞といえば、基本的に繁華街にある映画館まで足をのばし、休日の昼間に鑑賞するのが一般的。一方、アメリカでは、住んでいる町に大抵映画館があります。そして、週末の夜、家族や親しい友人と、近所の映画館へ出かけるのが、いわばお約束のような文化です。(娯楽が多様化した現在では、どうなのかわかりませんが。。。) 3位: 本屋 ・・・ この選定は、多分に主観的見解が入っておりますが、少なくとも私は頻繁に週末の晩にボーダーズかバーンズ&ノーブル(B&N)に出かけていました。何故か?これが我々日本人の感覚では考えられないのですが、アメリカのチェーンブックストアはとてつもない寛げる環境なのです。以下、どれだけ寛大かを列記します。 本屋の中には沢山椅子が置いてあり、未購入の本の座り読み歓迎。(中には、店の床に寝ころび、店の本を寝読み(?)している大胆不敵な若者も時々いました。) 本屋の中には、必ずカフェがある。B&Nはスターバックスと提携し、あの心地よいソファと寛いだ雰囲気、そして美味しいコーヒーを本屋の中で楽しめる。 カフェには、未購入の本を好きなだけ持ちこみ可。カフェマキアートと飲みながら、未購入の雑誌に読み耽ってもOK! 週末の晩には、そのカフェでジャズの生演奏が行われる。カバーチャージ勿論無し。 以下の情景を、ちょっと想像してみてください。都市郊外のショッピングモール内にある、サッカーフィールドくらいの巨大な旭屋書店。入口の右わきには、スターバックスが入っています。週末の夜、あなたはその本屋へ出かけます。読みたかった村上春樹のIQ84Book3と京都のガイドブック3冊を本棚から取り出し、書店内にあるスターバックスのソファーへ。カフェラテ(さすがに有料です!)片手にIQ84を読み始めると、ジャズの生演奏が始まりました。誤ってコーヒーを本にちょっとこぼしてしまいましたが、余り気にする必要もなさそうです。1時間ほど経過したところで、モール内にある映画館の上映時間が迫ってきたので、そろそろ退散することに。本をスターバックスのコーヒーテーブルに置き、本屋を後にしました。 こんな旭屋書店があったら、最高だと思いませんか?先日倒産したボーダーズ、そしてB&Nは本当にこんな感じでした。週末の晩はいつも賑わっており、時間帯によってはカフェにあるソファの熾烈な場所取り合戦もありました。レジはいつも空いていましたが。。。 そして、今回の倒産。その理由は上述した過剰サービスではなく、時代の流れによるものです。アメリカには再販制がなく、価格設定は本屋の自由。大量仕入れの割引販売で巨大書店の寡占化が進み、そして今ではAMAZONを中心とするネット書店が市場を席巻。 思えば、Amazonもi Tunes StoreもDVDもなかった90年代中盤。本と音楽、そして映画なしでは生きていけなかった在米時代の私にとって、ボーダーズ、タワーレコード、そしてブロックバスター(TSUTAYAのようなレンタルビデオ最大手)は私の聖地、都会のオアシスでした。そして私の3大聖地は2000年に入るとネット化の大波に呑まれ、相次いで倒産。人生、諸行無常です。

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京都ご利益さんの旅 Part IV

最終回となる第三回は、ちょっと脂ぎった、特殊なご利益スポットをご紹介いたします。 【出世稲荷神社】開運出世 その名もズバリ、出世神社。日本史上、大出世の代名詞と言えば、豊臣秀吉か田中角栄(?)かと言ったところでしょうか?この出世稲荷は、出世の大御所豊臣秀吉が聚楽第を造営した際、その地にあったこの稲荷神社に「出世」の称号を与えたのが由来というから、それはそれはご由緒ある神社です。 立身出世を目指す人、参拝は必須です。 出世稲荷神社: 京都市上京区千本通二条下る聚楽町851 【車折神社】芸能・芸術分野でのご利益で有名。超有名人からの奉納を示す玉垣が、多数あります。 運が良ければ、貴方の好きな芸能人にも逢えるかも? 【御金神社】 金運にご利益があることで有名 その名もオカネジンジャ(正式にはミカネと読むようです)。鳥居も金ぴかに塗られ、提灯には「金」の文字が並びます。金融関係者、競輪競馬ファン、そして宝くじ購入者御用達の神社です。ここまで単刀直入、単純明快にご利益を表現されると、とても清々しいものです。 御金神社: 京都市中京区西洞院通御池上る押西洞院町618番地 【まとめ】 本日の3スポットを含め、今回12箇所のご利益別スポットをご紹介させて頂きました。今回ボツとしたスポットも加えると、専門のご利益を謳うスポットを、合計20か所以上廻ってきました。 その中、私の独断と偏見で、以下の各分野でのベストスポットを選んでみました。 パワースポット度No.1 ・・・ 晴明神社: もののけを感じるような、畏怖の念を漂わせた神社です。もののけがパワースポットに該当するかはどうかはわかりませんが、神のパワーを感じさせる何かがありました。 ご利益心願切実度No.1 ・・・ 釘抜地蔵: 病気平癒ということもあり、参拝者の方々は真剣そのもの。短い参拝時間ではありましたが、参拝者と仏様の一体感に心を打たれました。 エンタメ度No.1 ・・・ 安井金毘羅宮: 不謹慎ではありますが、絵馬に描かれたノンフィクションドラマの数々に、思わず吸い込まれました。事実は小説より奇なりです。 総合度No.1 ・・・ 御金神社: 小手先細工のない直球勝負。正にカテゴリーキラー戦略の王道です。 今回はマイナー系を中心に紹介しましたが、学問の神で有名な北野天満宮、商売の神なら伏見稲荷等、ご利益の高い有名神社も沢山あります。その辺りを踏まえて参拝すると、各神社仏閣の歴史にも触れることができ、参拝の楽しさが倍増します。ぜひお試しください。 最後に、今回この企画を立てるきっかけとなった本をご紹介して、4回に渡るシリーズを締めたいと思います。その本とは、鈴木さちこさん著「日本全国ゆるゆる神社の旅」。悔しいけど、今回私が4回に渡って書いた内容より、100倍面白くて役に立つ、とても充実した神社本です。 私のブログでも以前紹介しましたので、詳しくはこちらをご覧ください。 「日本全国ゆるゆる神社の旅」

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京都ご利益さんの旅 Part III

第2回は、病気や魔除け、特殊分野にご利益のあるスポット特集です。 【釘抜き地蔵:石像寺】諸病回復のご利益で有名です。 「からだや心に釘が刺さったので抜いてください」と唱えながら祈ると、願いが叶うといわれているお寺さん。それだけに、かなり熱心にお祈りを捧げる参拝客が多いです。心願成就した際には、本物の釘と釘抜きが付いた絵馬を奉納するのがならわしとなっており、釘抜きの絵馬が境内の壁に所狭しと並んでいます。 釘抜地蔵(石像寺): 京都市上京区千本通上立売上ル花車町503 【護王神社】 足腰の弱った人にご利益のある神社として有名。 御祭神和気清麻呂公の足が萎えて歩けなくなった際、イノシシの御守護により、不思議と立って歩けるようになったという故事に因み、足腰の守護神と仰がれているようです。したがって、この神社の神使いは、もちろんイノシシ。 高齢の方のかばんに、「足腰神社」のお守りがついているのを、時々街で見かけます。 護王神社: 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町 【晴明神社】陰陽師安部晴明公を祀る、魔除け、厄除けで有名な神社。 陰陽道というと、呪術や占術のイメージが強く、またアイコンの星(五芒星)も何か空恐ろしい雰囲気があり、私自身には少々近寄り難い感があります。一方、観光スポットから外れたところに位置しているにも拘わらず、いつも参拝客で賑わっています。全然知らなかったのですが、晴明公にまつわる映画やマンガが数年前に出て、全国的な晴明ブームがあったようですね。 晴明神社: 京都市上京区堀川通一条上ル806 【白峯神宮】:スポーツ専門。特にサッカーへのご利益が高いらしく、多数のJリーガーが参拝。 蹴鞠の宗家がこの地にあったこと、そしてそこに祀られた明神が蹴鞠の守護神だったことから、現在はスポーツの神として崇められています。先日紹介した安井金毘羅宮(縁切り神社)の絵馬とは打って変わり、ここの神社の願掛けは、内容がとても爽やかです。 白峯神宮: 京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町261 【六角堂】 華道家の聖地巡礼所 烏丸三条の交差点から直ぐの、都会のど真ん中にあるお寺。聖徳太子にまつわるご由緒と同時に、ここは華道家の聖地としても知られています。というのも、生け花発祥の地「池坊」が、ここ六角堂にあったから。その歴史的なご由緒にも拘わらず、ハトが沢山いたり池には白鳥がいたりと、かなりアットホームな雰囲気です。ショッピングに疲れたら、六角堂にフラッと立ち寄るのも一考です。 六角堂(頂法寺): 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248 To be contiued…

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京都ご利益さんの旅 Part II

第一回目は、男女にまつわるご利益系にスポットを当ててみました。 【岡崎神社】安産のご利益で有名。 この神社の神使いは、なんとウサギさん。それにちなんで境内にはウサギをモチーフにしたかわいいおみくじや、狛犬ならぬ狛うさぎが並んでます。今年の干支がウサギなので、今年注目の神社です。 東天王 岡崎神社: 京都市左京区岡崎東天王町51番地 【世継地蔵(上徳寺)】 子宝祈願(世継ぎ)で有名 五条通から富小路を下がったところにひっそりと構える、小さなお寺。但し子宝祈願ではご利益が高いらしく、私が訪問した日も熱心な参拝客が多数おられました。 世継地蔵(上徳寺): 京都市下京区富小路五条下る本塩竈町 【安井金毘羅宮】縁切りで有名な神社。 良縁のご利益を謳う神社は日本全国至る所にありますが、ここは悪縁を断ち切るご利益に特化した神社です。参拝客が必死な想いで願った奉納絵馬の内容を盗み見するのは、余り行儀のよくないことは重々承知。でも、「みんなどのような悪縁を断ち切りたいと思っているのだろうか?」という興味本位の好奇心には勝てず、無断で拝見させて頂きました。 「病気との縁を切らせてください」や「息子へのいじめがなくなりますように」という、心を動かされる内容もありましたが、大半はやはり恋愛絡み。「主人が飲み屋の女と別れますように」や「夫を私の人生から消し去ってください」というような、夫婦間の愛憎劇や、「xx君が○○と別れ、私に振り向いてくれますように。大阪市△△」といった実名入りのドキッとするような絵馬も沢山あります。「いけない、いけない」と思いつつ、ドロドロした愛憎劇を垣間見るような覗き見趣味的な面白さがあり、気が付いたら2-30枚見てしまいました。。。神様、書き手の方、すみませんでした。。。 安井金毘羅宮: 京都市東山区東町大路松原上る下弁天町70 【市比賣神社】:女人厄除け専門。男性お断り(とはいってませんが、女性のみの守護神のようです。) 規模的には非常に小さく、かなりマイナーですが、創建は平安時代初期という、かなりご由緒ある神社です。参拝客は、私以外は全員女性。「姫みくじ」で有名なここのおみくじ(添付写真)を撮影する際、デパートの一階化粧品売り場に迷い込んだような、男性には居心地の悪い空気が漂っていました。 小心者の私は、神社の雰囲気を愉しむ間もなく、写真を撮ったらそそくさと退散です。 市比賣神社: 京都市下京区六条通河原町西入本塩竈町 To be continued…

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京都ご利益さんの旅 Part I

昨今のパワースポットブームで、女性中心に神社巡りが流行っているらしい。このブログを書き始めてから神社が身近な存在となった私としても、とても嬉しいことです。 でも、素朴な疑問が湧きあがりました。「神社って、どうやって生計を立てているのだろうか?」と。お寺は檀家があるし、葬儀や法要等でのお布施、また有名寺院となれば拝観料を徴収しますので、何となく収入源がわかります。一方、神社はお賽銭、お守り、祈祷くらいしか、思い当たりません。高収入のお坊さんに対して、「坊主なんちゃらなんちゃら」と、やっかみ半分の声をたまに聞きます。一方、羽振りの良い神主さんという話は余り聞きません。宮内庁あたりからの支援金でもなければ、維持できないような気が。。。 そんなことを漠然と思っていたところ、昨年11月に、中堅サイズの神社の神主さんとお酒の席をご一緒する機会に恵まれました。とても気さくな神主さんで、お酒の酔いもあり、楽しいお話を色々聞かせて頂きました。 まず神社経営ですが、予想通り非常に大変とのこと。神社も宗教法人扱いなので、国からの支援は基本的に一切ないそうです。寺院の檀家に相当する氏子さんからの寄付、そして駐車場等の不動産経営が主な収入源とのことでした。但し、氏子さんからの寄付も、年代が若くなるにつれ、非常に集まりにくくなっているようです。また、参拝者からのお賽銭や祈祷料などは、人気のある神社でなければ、期待すべくもないらしい。大半の神社の責任者(宮司というらしいです)は、会社勤めとの兼務、複数の神社の宮司を掛け持ち、またはリタイアした方がボランティアで務めてくださる、それはそれは大変な状態にあるようです。 京都市内へはヨソから沢山の参拝客が一年を通じて訪れるので、他地域に比べたら、まだマシとのこと。但し、歴史が長い分神社数も多く、特色がなければ誰も参拝に来てくれないとのことでした。 ご一緒させて頂いた神主さんの神社は由緒ある神社らしいのですが、ロケーションが厳しいため、参拝客が増えないようです。酔いの勢いもあり、神主さんが自嘲気味に仰った話が忘れられません。 「神社運営は営利目的でないゆえ、収益は二義的なモノ。とは言うものの、我々も高貴な世界で霞だけを食って生きていくわけにはいかないので、最低限の収入が必要。”祈祷料、今月末まで半額キャンペーン!”とか、”お守り購入で10ポイント貯めたら、伊勢神宮入場券プレゼント!”というような直接的な販促が立場上できないので、知恵を絞って特色を出し、マスコミやガイドブックに取り上げられて参拝客を増やす以外に方法がないのだ」 日本人の生活習慣や宗教観が大きく変遷している現代。特に有名な神社仏閣がひしめき合う京都では、お坊さんや神主さんにもマーケティングのセンスが問われる時代になっているようです。 神主さんのお話を聞いて気付いたのですが、言われてみると多くの神社が、「xxのご利益ならxx神社」というような特色を前面に押し出しているようです。参拝するほうも、確かに「xxx神社はあなたの全ての願いを叶えます!」という総花的なご利益より、「xxの歴史的背景を持ったxx神社。xxのご利益なら、xxの由緒があるxx神社へ」と特定されたほうが、ご利益があるような気になりますよね。 八百万(やおろず)の神々が揃う古都京都。京都市内だけでも、100近い神社があるようです。次回より3回に渡り、特色のあるご利益で隠れた人気のある、マイナー系の神社やお寺さんを紹介します。名付けて「京都ご利益さんの旅」! To be continued…

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